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1歳で転園。保活を終えて。

気づけばそろそろ保育園4月入園発表の時期ですね。去年の今頃の自分を思い出し、心がぎゅんとしてしまいます。(認可は無理とは分かっていたけど、万が一と思ってエントリーし、万が一はなく全落ちしたのでした)
さて突然ですが、、、1歳児の息子は、このたび認証保育園から認可保育園に転園いたしました。もう2ヶ月が経ちますが、とっても楽しそうに通ってます。本当に運が良かったのですが、、、この話は、制度の穴から落ち認可保育園に入れなかった息子が、制度の穴を使って転園できた話です。少しでも同じ境遇の人の、何かの参考になればという感じで記録です。

ちょこっと経緯の紹介を・・。
去年、保活の制度の穴から漏れてしまった話↓
(息子は3月生まれのいわゆる保活弱者で、1歳4月入園の壁に屈しました。)

それで、認証保育園(東京都の認可外保育園のこと)に絞って前向きに保活した話↓


第2保活スタート

「第2保活」はおそらく私の造語ですが、「認可保育園に入ることができず認可外保育園にて待機しながら次の認可転園のチャンスを狙うこと」を指してます。1歳児4月入園を逃したので、次に空きが出るチャンスは次の2歳児4月と狙いを定め、夏頃から再び園見学をスタートしました。と言っても、第1保活の時に認可も含め18園も見学しているため、今回見学したのは、前回あからさまに圏外と判断した(つまり倍率が高すぎた園)3園だけでした。この時は、まさか4月を待たずに途中で転園するなど考えておりませんでした。

なぜ認可かという問いについて・・

もちろん、認証保育園にずっと居続けるという選択肢もあります。多くの認証保育園は2歳児までしか預からないところが多いのですが、たまたまうちの園は5歳まで見てくれる園でした。保育士さんもベテラン揃いでとてもしっかりした園という印象で、子どもの成長をサポートしてくださり本当に感謝してます。なので、ずっと認証保育園に居続けるという選択肢も、当然あるのだと思います。そんな中、我が家が認可転園を希望した理由は2つです。

1つはやっぱりお金の話。2歳児まではそこまで差が出ないのですが、3歳から認可保育園であれば完全に無償化されるため、助成金を入れても結構な差になってきます。世知辛い話です。

2つめは、やっぱり園の広さだったり、友達の数だったりの規模感。今は良くても、子どもがこれから大きくなってくるにつれ、重要になってくるのでは?と私たち夫婦が考えたことでしょうか。小規模保育の良さもあると思いますので、これも本当に判断の問題です。

つらつら書きましたが、どんなに希望しても、それだけでは入れないのが認可保育園です。もしまた入れなかったら、今の認証保育園に引き続きお世話になろう、とも考えていました。

認証保育園か認可保育園かの問いは、その単純な2項対立ではなく、個々の園と園の比較だと思います。うちがお世話になった認証保育園はとても良かったので、次に選ぶ認可園のハードルは上がりました。距離など、今より条件が下がるなら嫌だなあと思い、志望園はものすごく絞られてしまいました。

認証保育園は、価格において競争力が厳しいため、どこの園も独自に色々な工夫をして頑張っている印象です。保育士さんも素晴らしい方が揃ってました。
認可か認証かとか、そういう話ではなく、みんなが納得いく園に入れる時代が来るといいですね。


制度の穴を狙って転園

さて、1歳児4月入園の時に箸にも棒にも引っかからないスコアだった我が家が、なぜ急に認可に入れたかと言う話です。ちょっとした穴を狙いました。

①認証保育園に在籍していることで+2点
保活は完全ポイント制であることはご存じの方が多いかと思いますが、認証保育園に預けながら仕事の復帰すると、うちの区は勝ち点が2ポイントがもらえます。区によって異なりますが、ここは加点がある区がほとんどかと思います。

②去年(育休中)の年収が反映されるのは9月
保活は完全ポイント勝負かつ、年収が低い方が有利です。困ってる順ということです。ところで、保活で言う年収とは、住民税の額で判断されてます。住民税は去年の年収に基づきますよね。保育園の入園調整において去年の年収が反映されるのは9月からなのだそうです。8月までは一昨年の年収の話なのです。
これは穴です。なぜなら、一昨年はバリバリ働いていた時の年収、去年は育休中の年収だからです。いつ産んだかにもよりそうですが、我が家は大きくここで年収の階層を下げることができました。

③ホームページに出ていない欠員がある
これは想定外でした。10月〜11月の時期、親の移動などで急に空きができることがあるようです。ちょうどこの時期に見学に行った2園(ともに超人気園)、さりげなく聞いてみたら1〜2人の空きがあるとの返答。しかも共にホームページには出ていない情報でした。欠員を区に報告する時期と、ホームページ掲載開始時期に穴があるようです。

なるほど・・!

去年の2歳児4月入園の結果表(うちの区は最低ポイントと最高年収が公開されている)を見てみても、我が家が入れる可能性のある園は1園あるかないか・・しかもそれは遠かったりで希望順位の低い園・・・

こんな時期にこんなに急に、書類を4月入園用と2部揃えなきゃだし、途中転園は何かと子供にも親にも負荷がかかるし(せっかく慣れたのに、また慣らし保育からスタート)、それでもと動くライバルは少ないのでは?と考えました。決まって1週間後に、生活がガラッと変われる人ってどのくらいいるでしょうか。私だって嫌でした。つまり、誰も望まない時期の転園、これこそが穴!?(言ってみれば、裏技でもなんでもない話ですが、、)

・・と言うことで、エントリーしない手はないのでは!と決断した次第です。


急に転園が決まり

そこからは、スルスルと話が進みました。夢にまでみた認可承諾の書類がスッと届き、その1週間後には入園です。今の園に楽しそうに子供が通っていたため、大変心が痛みました。ああ親のエゴ・・と、決まった時は、嬉しいと言うよりはなぜか凄く落ち込みました。

やめることを告げた認証保育園は、神対応でした。それがまた泣けました。制度の穴を埋めるべく存在しているのが認証保育園ですが、こうやって簡単に切り捨てられたらやるせないですよね。現場は本当に素晴らしい保育士さんたちばかりだと思います。本当にありがとうございました。感謝しかありません。

さてまたあの「慣らし保育」が始まる!!と戦々恐々としてたのですが、なんと子どもは呆気なくものの1日で慣れました。慣らし保育は3日で終了。恐るべし子供の順応力。物心ついちゃうと本人も傷つくでしょうし、転園は、早ければ早いほど良いのかもしれません。最近はすごく楽しくて仕方ないと言った感じで、毎日振り返りもせず教室に吸い込まれていきます。

親にとっての転園

親にとっては、前の園より近くなり、預かり時間も少し長くなり、ちょっとだけ助かってます。ただリモートワークも相まって、平日全く歩かなくなってしまいました。自分の健康が不安・・・笑

コロナによるリモートワークシフトの恩恵で、こんな嫌な時期(師走は広告業界は大忙しです)の転園も乗り切れました。結果、子どもの順応力のおかげで、会社にもほぼ迷惑かけずに転園できました。

保活を終えて

・・と言うことで、我が家の保活は急に終わりました。色々あったけど、最後は制度に掬ってもらいました。転園できて良かったね、、と言うのが最近の夫婦の口癖です。前の園も素晴らしかったですが、今の園はさらに息子に合っているようで、本当に楽しそうに通ってます。まだ一度も風邪で休んでません。

改めて、保育士さんって本当に尊い職業だなあと思います。保育士さんのおかげで息子も元気に成長し、親の私たちも楽しく働けてます。我が家の保活、色々あったけど、色んなことを考え、納得いく結果になったなあと思ってます。素敵な出会いもたくさんありました。何はともあれ、子どもが楽しそうに成長してて、本当に良かったなあと思います。


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