これが真の大人の夏休み

モチ(1歳5ヶ月)と夫が、2人で実家に帰省※したため、不意に私に、自由と静寂の「大人の夏休み」が訪れた話。

えっと、これについては長い注釈付きです!!!※「帰省」は大きな声で言える話ではないことは百も承知なのだが、保育園がお盆休園になってしまい、仕事は休めないしどうする?と夫婦で真剣に話し合った結果、リモートワークだから夫は実家(とても近場です)でも仕事できるわという話になり、モチのお世話を祖父母たちに・・・。というのは、まあたぶん口実で、ワクチンも打ったし親孝行も兼ねて、というのも本音ですね・・。我が家はコロナ禍出産のため、近くに住む夫の両親ですら、月に1度ほど遠巻きにしか孫に会ってなかったのです。遠方に住む私の親に至っては、産後お見舞いに来て「またね」と挨拶してそれっきりなわけです。そうこうしている間に子どもはどんどん大きく・・・焦

という注釈の事情もあって、まあ反対したり心配したりもしたのですが。そして何より1年5ヶ月ずっと一緒だったモチと離れるのが、心底さみしかったのですが。なんか息子を奪われるような、そんな惨めな錯覚に陥ったのですが。

さて、そこから先の、私の心の葛藤と変遷↓

DAY1。はてさて、急に自由を手に入れても、私は何がしたい何者なのだろうと、ポカンとしてしまう。こんなご時世、何ができるでもない。モチの写真眺める。Netflixでも漁るか。

DAY2。とりあえず仕事だらだらやってみる。時間制限ないって素晴らしい。その後、家でビールだらだら飲んでみる。友達とLINE電話してみる。大きな音でテレビを観てみる。昼にカップヌードル食べるし、夜にパック寿司食べる。洗い物しない。まだ時間ある。ワイン開けちゃえ。

DAY3。昼はセブンの幕の内弁当。夜はうなぎ弁当。完全に独身男子の生活。うーん自由だ。だらだら同僚とチームス雑談。明日帰ってくるのか、と慌ててゴミを出す。この感情を記録しておかないと!と、ビール飲みながらnote。洗い物はまだしてない。←イマココ

私は自由な時間があると、ただ「ダラダラするだけ」の人間であることを、思い知った。しかしながら、うーん、自由だ。「愛する人がいる。でも私は今一人だ」(原文うろ覚えですが)というこの状態こそが、女性にとって一番幸せな状態だと、敬愛するコピーライター秋山晶さんが言っておられましたが、こういうことですか。

モチはモチで、寂しそうな顔もせず、楽しく健やかに遊んでいるという。驚きだ。ママがいないとダメー!とはならないよう、夫婦ツーオペ育児で育ててきたが、、ここまでだったとは。そうですか。何だかちょっと寂しい気もするが、息子も成長を喜ぶべきなのだろう。

私と息子は全く別の個人なのだ、ということを改めて思い知りました。息子は誰のものでもないし、これからどんどん自分の人生を進んでいく。そろそろ、私は私に戻らなければならない。その為に、たまにはこういう時間も必要だったのだと思う。

とまあ、こんな時間を作ってくれた夫に感謝します。(実際、ママ友たちには、スーパー羨ましがられました)

2人は明日帰ってくる。楽しみだ。冷蔵庫に何もないから、買い物に行かなきゃ。明日は仕事を早く切り上げようと思います。


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