児童館ってやっぱり楽しい!!
今は全児童対象のひろばと学童クラブ一体型の学校に勤務しています。
今の場所ではもうすぐ3年の勤務になります。
それまでは児童センター、もしくは学童クラブ、児童館、高齢者施設の複合館で児童館の主任を14年やっていました。
そんな自分が「学童クラブに異動」となって、私をよく知る仕事の仲間たちは「北村さんが学童?」って驚くくらい、「北村=児童館」だったようです。
それのイメージはめちゃくちゃ嬉しい事ですが、当の私自身は「子どもと関わるから一緒じゃないか」と思っていました。
勿論児童館と学童クラブで気を付けるべき点は違います。
でも大元は「子どもにどれだけの愛情と熱量を注げるか」に変わりはない。
今でもそう思っています。
その想いは14年間児童館で勤務していた中で蓄積されてきたことにほかなりません。
「どんだけ児童館好きなの?」
こういう想いを持つ人は対外児童館や学童クラブの利用者だったりするのですが、実は私は幼少期は児童館でも学童クラブの利用者でもなんでもなかったです。
むしろ存在を知ったのは大学生になってからでした。
【児童館の魅力は?】
そう聞かれたらいくらでも語れます。
①0歳から18歳まで利用できる
→利用の幅が広いということは、広い範囲で異年齢の交流ができる。
年齢が低い子は自分より上をみて将来像を想像できる。
年齢が上の子は自分より低い子を見て愛情を育むことができる。
②人との繋がりを作ることができる。
→子育てに悩む母親、ここに来たら誰かに会えるかもしれないと期待を持つ小学生。やりたいことが見つからなくてとりあえず来る中高生。①と同じで同じ境遇や異年齢で繋がれる事ができ、自分自身の視野が広がる。
③認めてもらえる。
→子育てに正解はありません。
けれど、我が子と向き合っているだけの環境だとどうしても不安になることもある。
「お母さん子育て頑張っていますね」その一言で救われる母親はたくさんいる。
学校はどうしても画一的に同じ事をすることが必要な環境。その中で「個性」を出すことはなかなか難しい。
運動や制作が得意な子は目立てるけど、笑わせたり、得意な遊び、流行りの歌やダンスを披露したり、むしろ何をしていいか分からない子どもに対して好きなことを一緒に探したり、と「個」に寄り添うことができる。
それは中高生も一緒。
その人自身を認めることができる。
ちょっと説明臭くなってしまいましたが、まだまだ語ればキリがないくらい児童館は魅力的な「居場所」だと思いますし、可能性を秘めている所だと思っています。
大事なのは
「居場所」
です。
それは
「物理的な居場所」
でもあり、
「心の居場所」
でもあります。
「児童館に来れば何かが見つかる」
「児童館に来れば誰かと会える」
「児童館に来れば自分を認めてもらえる」
「児童館に来れば元気になる」
「児童館に来れば…」
自分が住んでいる所にそんな「居場所」があったら絶対に行きたくなりますよね。
私は職員としてそんな想いをたくさん拾って、たくさんぶつかって、たくさんカタチにしてきました。
そうやって来てくれた人たちが成長していくのが本当に嬉しいし、幸せだし、楽しい。
イベントを組んで皆で楽しみ、子ども同士や、イベントにボランティアで参加する中高生も混ざって輪ができるのも、ただただ1対1でひたすらくだらない話をして過ごす時間も、子育ての愚痴を受け止める時間も、時には人として間違っていることに思いっきり叱ることも。
だから、児童館って楽しいんです。
0~18歳の利用者にとっても。
そして、そこで働くスタッフにとっても。
話していたら児童館に戻りたくなってきました笑
だから「やっぱり」なんですよね。
そんな魅力的な「居場所」があるということ、少しでも皆さんに届いてくれたら嬉しいです。
今日もご一読いただきありがとうございました!!