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子どもとの距離の詰め方

皆様、おはようございます。
今回も、アツく、楽しく、面白く、皆さんが保育を楽しめるように、背中を押せるような学びと気づきのnoteを書かせていただきます‼

よければ最後までお読みください

今回のテーマは最初に正直に言うと「これが正解」という手法をお伝えする事ではありません。

指導員の年齢や経験、今まで生きてきた中での価値観が違うのだから、「これをやったら絶対に距離を縮められる」というものではありません。

ただし、児童館、学童クラブで勤務している方にとって必ずと言っていい程通る道が、「うるさいなぁ」「は?関係ないし」など、のべつ幕なしに浴びせられる拒絶のコトバや、注意しても、何を話ししても届かないという無力感という、縮める事の出来ない子どもとの距離感を感じる事ではないでしょうか。

「これは子どもの試し行動なんだ」と心の中では分かってはいるけどコトバを選ばずにどストレートにぶつけてくる感情に時には落ち込む事もあるのではないでしょうか。

ちなみに私も「北さんじゃなくて○○先生が良かった」と言われて次の日からマジで出勤するのやめてやろうかと思う事もありましたし、コミュニケーション取りたくて子ども達の会話の中に入ろうと思ったら「なんでこっち来るの?」と言われた事もあり、イラっとしながらも引き下がる事しかできなかったときもありました。

そういった子どものある意味素直な感情に対して我々は
どうしたら寄り添う事が出来るのでしょうか。
どうしたら距離を縮めることが出来るのでしょうか。
どうしたら信頼関係を築く事ができるのでしょうか。

児童館は0歳~18歳まで利用します。
当然思春期真っ只中のティーンエイジ(表現古いか)も来ます。
その中高生の居場所にするためには児童館にいる大人が居場所を感じてもらえるように立ち振る舞わなくてはなりません。
最近は小学校低学年ですら様々な情報に触れる機会が多い事もあり、意味を知らずに大人びたコトバを使ったり、反抗期が早くなってきている傾向にあります。
1年生~3年生を預かる学童クラブでもそういった傾向はありますね。

放課後支援員の役割(厚生労働省が明示する放課後支援員の役割より)の中に、

「子どもの健康管理、安全の確保及び情緒の安定を図るための援助」

とあります。
情緒とは「感情の変動」という意味でもあります。
つまり、子ども達の揺れ動く感情を受け止め、時にはぶつかりながら、「素直に感情を出してもいいんだ」という安心感を持った信頼関係の元、安定を図る、という事が大事だと考えます。

だからこそ、最優先は「信頼関係を築く」が必要になります。
「信頼関係」とはそもそも人によって築く為の時間も変わりますし、最初にも述べましたが「これをやったら正解」というものはありません。
むしろ急に縮まる可能性もあります。

私はこの「あ、今縮まったな」と感じる瞬間が大好きなのです。
相手が急に表情が変わった時。
相手が急にコトバ遣いが変わった時。
相手が急にぼそっと愚痴や相談をしてくれた時。

この瞬間が「距離が縮まった」となるのです。
この瞬間が「子どもが居場所を感じてくれた」となるのです。

これが指導員のひとつの「やりがい」にも繋がると思いますし、子ども達にとっての居場所のきっかけにもなるのです。
子どもの為にも、我々指導員にとっても大事な部分ではないでしょうか。

その信頼関係を築くためにどうしたらいいかの心構えについてお話したいと思います。


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