内向型人間にこそ第二言語のすすめ

内向型人間は基本的に一人を好みます。なぜなら、人といるだけでかなりのエネルギーを消耗するからです。良い人であるために、少なくとも人に不快な思いをさせないように、全神経で気を使ってしまいます。全身にも力がぐっと入ってしまいます。家に帰って一人になっても家族がいるなら家族に、アパートで一人暮らしでも隣の住民の方に気を使って、風呂にすらゆっくりと浸れないなんて有様です。だからどうしても、睡眠時間をたくさん必要としてしまう。こんな性格に生まれなければ.....自分は社会不適合者だ....って寝る直前まで考えてしまう。でもね、こんな素直で正直な感性を持っている人間なんてなかなかいないと思います。そして、それを使わない手はない!!!あなたが一緒にいて気持ちの休まらないと感じる人、友人、家族から適切に距離をとってください。私たちに多くの友人と付き合うキャパシティも技術もありませんから。私たちは器用に見えますが、周りが思う100倍不器用です。私たちができるのは、一緒にいて心地の良い数少ない友人をちゃんと大切にすることです。彼らとならどんな深い話でもできるし、内向型人間の喜怒哀楽すべてが正常に機能することができる。

では、どうやってそんな友人・恋人を見つけようかという話になったとき出てくるのが第二言語の習得なのです。内向型人間は群を抜いて共感能力が高いので、母国語では、内心この人嫌だなと思っていてもあなたはその心の声を相手に失礼だからと押さえ込んでしまう。さらには、そういう人こそ好きになろうと努力してしまう。だから、母国語ではなく、外国語をおすすめしたい。言語が下手なら下手なほど、苦手なら苦手なほど良いです。なぜなら、あなたに相手があっているかあっていないかがより顕著に現れるからです。これはとても不思議な感覚なのですが、私がいくら言語が下手でも波長があう人とは会話も弾むんです。母国語で合わない人と話していた時とは、比べ物にならないくらいポンポンと言葉が出てくる。そして、私は人と話すのが好きだったんだと気づきます。そうです、私たちはかなり話をするのが好きな部族なんです。そのような合う人は、言語がうまくなったと私を勘違いさせますが、そんなことはありません笑 合わない人と話せば、途端に話せなくなります。でもそれで良いと思います。それこそが内向的人間を楽にしてくれますから。喋りやすい相手=あなたの全身がリラックス状態にあり、一緒にいて心地の良い相手です。ちょっと言語に自信のある人は外国語の本や動画、個人のウェブサイトをのぞいてみるのも面白いかもしれません。直接面と向かって話さなくても、あなたは文章や話し方、内容から直接相手と目を合わせなくてもはっきりとわかるはずです。あなたの脳は、そのコンテンツの書き手作り手が嫌ならちゃんと拒否します。なぜか頭に入ってこないんです。

どうですか。かなり希望見えてきた感じがしませんか。内向型人間は多くを語ることはしませんが、地道に努力する人です。そしてそれを無駄にせず、ちゃんと行動に移せる人です。さあ、あなたが習得する言語を選んで基本的なボキャブラリーを身につけたら、どんどん人と会ってください。そしてどんどん切っていってください!内向型人間はたくさん良いところがありますから、私たちがちゃんと息できる場所で生きていく必要があります。