3歳息子と昆虫MANIACへ行って、母はまた少し虫嫌いを克服できた
暑いし、雨が降るかもしれないし、お盆の帰省や旅行といったイベントもないし……
ということで、前から気になっていた国立科学博物館の企画展「昆虫MANIAC」へ子と一緒に行ってきました。
その日の朝に思い立ったことだったので
予約チケットのお昼までの分は売り切れていましたが
どうせ昼寝もしないし、ゆっくり夕方にかけて行くかと
14時~14時半に入場のチケットを取っていざ上野へ。
3歳息子は標本展示に大興奮
乗り物も恐竜も好きな我が子は
”大の昆虫好き”というわけではないのですが
家で図鑑や付属のDVDをちょこちょこ見てはいました。
しかし標本を間近で見ると目を輝かせて
「これはなんていうの?」、「でっか!」などと声を上げていました。
会場にいた小学生のお兄さんたちからも刺激を受けたのか
知らないはずの虫の名前を一緒になって連呼する一幕も。
母的によかったと思った展示
日本で見ることのできないようなレアな昆虫だけでなく
アゲハチョウやアキアカネなど
東京でも見ることのできる昆虫の展示もあったのがよかったと思いました。
我が子は前の日の夕方に夫と公園でアキアカネを見ていたようで
「昨日、見たやつだ!」と喜び、展示ボードをよく見ていました。
(「説明を読んで」とせがまれました)
海外のビッグサイズな昆虫はインパクト大で目を引きますが
そういう虫が生息しているところに頻繁に連れていけるわけではないし、
日常生活のなかで触れることのできる虫に(たとえ地味でも)
興味を持つことから学びは始まるのではないかと思っているので
身近なところで見られる虫について
解説してくれているのはとてもいいなと思ったのでした。
幼児と行って一番大変だったこと
順番待ちに飽きてしまうとか
親が見たい展示をゆっくり見られないとか
まあ大変なことはいろいろあるのですが
一番は、抱っこしないとよく見えない高さの展示が多かったことです。
大人でも少し高めの位置に標本の展示があるコーナーが多く
何度も抱き上げて展示を見せる必要がありました。
低い位置の展示だと、それはそれでまた別な問題が出てきてしまうので
この場所になったんだろうなぁと想像はつくのですが
度々持ち上げないといけない大変さはありました。
虫が苦手な母は……
さて、ここまで書いてきましたが
どちらかというと、わたしは虫が苦手です。
(当たり前ですが)急に動くことが多いので、びびって逃げてしまいます。これまでの人生で興味も持ってこなかったので
ミンミンゼミとアブラゼミの鳴き声の違いとか
トンボの種類にどんなものがあるのかとか
カブトムシのメスの見た目がどんなふうだとか
恥ずかしながら、よくわかっていませんでした。
が、子が虫に興味を持ちはじめたことをきっかけに
一緒に図鑑を見たり、DVDを見たりして
少しずつおもしろいかも、と思えるようになってきました。
まだ上手につかまえることはできないですし
マンションの廊下に転がっているセミが急に動き出したら
ヒェッ! と言って逃げてしまうのですが……
今回の展示を経てまた少し虫嫌いを克服できたような気がします。
「昆虫MANIAC」には外部研究者から国立科学博物館へ寄贈された
標本の展示もあったのですが、
豆粒サイズの虫をいくつも集めた研究者の情熱には圧倒されました。
(ほんとうに圧巻なので、行かれる方はぜひ見てください!)
休憩スペースで「標本ってうちでも作れるのかな?」と話していたところ
後ろに座っていた小学生くらいの子が「作れるよ」と教えてくれたので
次は(夫と子がとってきた虫の)標本作りから
一緒にチャレンジしてみようかと思います。
おしまい。