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可愛くて少しツンな後輩の女の子とマイペースな転校生に振り回されるお話

眠い目を擦りながら、電車に乗り僕は学校に向かう

次は〜倉敷倉敷

僕の名前は山下〇〇。高校2年生。

倉敷駅に着いたので、電車から降りようとすると席の端っこに座っていた女の子に目が入った。

僕の高校の女子とは違う制服を着ていた。ここら辺は田舎すぎるというのもあり、高校は一つしかない。

その女の子はこの駅では降りず、次の駅に向かった

〇〇:あの制服どこの高校なんだろ。

僕が改札を出ると、女の子が待っていた。

〇〇:おはよう

理子:おはようございます。

満面の笑みで僕にそう言ってくれたのは高校一年生の遠藤理子。

理子:今日、いつもより遅くないですか?

〇〇:うん。今日寝坊して一本遅いのに乗っちゃった。

理子:何で連絡してくれないんですか?

〇〇:だって、別に一緒に学校行くって約束してないじゃん

理子:えー冷たい。いつも迎えに来てるのに

〇〇:ごめんごめん。でも、ほんとに迎え来なくて良いよ?

理子:何でですか?私は〇〇さんと一緒に学校に行きたいから来てるんですよ?

〇〇:でも、普通に寝坊とかしちゃって今日みたいに待たせちゃうよ?

理子:それでも行きたいんです〜

理子はほんとに可愛い。顔も可愛いんだけど、人間的にもすっごい愛される可愛さを持っている。

〇〇:美羽はトイレ?

理子:いや、違います。

〇〇:あれ?じゃあ美羽は?

理子:何も連絡が無いんで多分寝坊ですね

〇〇:また?

理子:はい。だから、今日は2人で行きましょ?

〇〇:そうだな

理子は自転車を押しながら僕と一緒に歩く

〇〇:理子、乗っても良いよ?

理子:え?そんなに私の事嫌いですか?

〇〇:いや、そういうのじゃないけどさ。せっかく自転車で来てるのに歩きと一緒のスピードなの申し訳ないなって

理子:別に大丈夫ですよ?私が勝手にやってるだけですし

〇〇:それなら良いけど。

チリンチリン

後ろから自転車の鈴が鳴る

〇〇:朝からガラの悪いのがおるな

理子:ちょっと怖いです。

少しずつ音が近くになってくる

??:おはよ〜

〇〇:痛っ

僕は自転車に乗ってる人に肩を叩かれる

理子:あ、美羽だー

〇〇:お前か

美羽:理子、おはよ。

理子:おはよ〜

彼女の名前は村山美羽。理子と同じ高校1年生。

〇〇:美羽、また寝坊したんでしょ?

美羽:別に寝坊なんかしてないから。

〇〇:嘘つけ。理子に聞いたぞ

美羽:理子、言ったの?

理子:えへ。ごめんごめん

理子は申し訳なさそうに、美羽に謝る。

美羽:まぁいっか。ねぇこんなゆっくりしてる暇あるの?

〇〇:え?まだ時間あるだろ?

美羽:寝坊した私と一緒に学校に行ってるってどう考えてもやばいでしょ?

理子:うわ。ほんとだ

理子は時間を確認する

〇〇:え?今、何分?

理子:25分です。

〇〇:まじで言ってる?

理子:〇〇さん、やばいですよ。

僕の学校は30分にHRが始まる。

美羽:じゃあ私は先に行きまーす。

そう言い、美羽は自転車で先に行く。

理子:え?美羽〜

理子は寂しそうな目で美羽の背中を見つめる

〇〇:理子も先行って良いよ?遅刻したら怒られちゃうし

理子:え?で、でも〇〇さんが遅刻しちゃう

〇〇:別に俺は大丈夫だよ。怒られても良いし

理子:あ、良い事思いついた

〇〇:良い事?

30秒後

〇〇:理子、飛ばすぞ

理子:はい!!

〇〇:しっかり掴まれよー。

僕は理子の自転車に乗って、理子を後ろに乗せ、二人乗りで学校に向かった

〇〇:理子、美羽の背中見えてきたぞ

理子:抜かしましょ。

〇〇:よーし。しっかり掴まれよ。

理子は僕の背中にくっつくようにして、捕まった。

僕は勢いよく美羽を追い越す。

〇〇:美羽、じゃあなぁ

美羽:え?ちょっと待ってよ

理子も煽るようにさて、美羽に手を振る

理子:美羽バイバーイ

美羽:待て〜

美羽も〇〇と理子を追いかける。

僕たち3人は無事学校に間に合った。

校門の前で自転車を降りて、ゆっくり校門を潜る。

理子:私、先に行きますね

〇〇:え?3人で行こうよ

理子:いや、そんなゆっくりしてる暇ないですよ。

理子はそう言い、〇〇に自転車を預け、先に校舎の中に入る

〇〇:理子、なんかあるの?

美羽:いや、多分遅刻したくないだけだと思うけど

〇〇:ほんと、真面目だな。

美羽:ねぇ〇〇。

〇〇:ん?

美羽:今度私とも二人乗りして

〇〇:え?

美羽:理子とだけズルい

〇〇:あれは仕方なかったんだよ

美羽:私も〇〇の後ろに乗りたい

〇〇:じゃあいつかやってあげる

美羽:今日の放課後が良い

〇〇:別に良いけど

美羽:ありがとう。約束だからね

美羽はそう言い、理子の後を追うように校舎に入った。

〇〇:あ、あの子

校門から先程電車の中で会った制服の違う女の子がゆっくりとこちらに近づいてきた。

??:あ、あの

〇〇:は、はい、どうしました?

茉:私の名前は幸阪茉里乃です。今日の朝、同じ電車でしたよね?

〇〇:え?そうだっけ?

茉:はい。

〇〇:それでどうしたの?

茉:私、今日からこの学校にお世話になるんです。

〇〇:え?転校生って事?

茉:そうです。

〇〇:だから、制服が違うのか。それでどうしたの?

茉:20分に職員室に来てって言われてたのに遅刻しちゃいました。

〇〇:え?転校初日に遅刻しちゃったの?凄いね

茉:だって、ここ西阿知高校じゃないですか?

〇〇:うん。

茉:だから、西阿知駅で降りたんですよ

〇〇:うわ、やっちゃってるね。倉敷駅で降りないととんでもない事になっちゃいますよ

茉:ほんとにやっちゃいました。

〇〇:職員室まで案内しましょっか

茉:え?良いんですか?

〇〇:うん。もしかしたら遅刻許してもらえるかもだし

茉:あ、ありがとうございます。

僕は幸阪さんを連れて、職員室に向かった

【職員室にて】

教師:おはよう。〇〇、遅刻だぞ?

〇〇:いや、違うんです。

僕の後ろから幸阪さんがひょこっと出てくる

教師:あ、もしかして幸阪さん?

〇〇:そうです。先生知ってるんですか?

教師:当たり前だろ。俺が担任だからな。〇〇も同じクラスだから仲良くしろよ

〇〇:え?2年生だったの?

茉:うん。そうだけど

〇〇:そうだっんだ。

教師:〇〇、教室戻って良いぞ。幸阪さんと少し話す事あるから

〇〇:分かりました

茉:あ、あの

〇〇:ん?

茉:ありがとう。

〇〇:俺こそありがとう。じゃあまた後で

教師:〇〇、クラスの皆に転校生が来るって事言っといてくれ

〇〇:分かりました〜

〇〇はそう言い、ゆっくり教室に向かい、茉里乃は職員室に入った。

10分後

先生がやってくる

教師:遅くなってごめんね。今日このクラスに転校生が来ます

クラスはざわざわする。

教師:入ってきて〜

茉里乃が入ってくる

茉:幸阪茉里乃です。よろしくお願いします。

そう言い、小さく会釈する。

教師:〇〇の友達なんだよな

茉:まだ友達じゃないです。

ハッキリとそう言われ、幸阪さんは僕の隣の席に来る。

幸阪さんは、他人のような感じで僕に会釈をして席に座った。

1限が始まる前

茉:ねぇ

肩をちょんと触られ

〇〇:ん?どうした?

茉:教科書無い

〇〇:待ってきてないの?

茉:まだ届いてなくて

〇〇:まじで?どんまいですな

茉:え?見せてよ

〇〇:良いよ。ってか、俺教科書使わないからあげるよ

茉:教科書使わないってどうゆう事?

〇〇:授業そんなに聞いてないってだけ

茉:あ、そうなんや。 

〇〇は教科書を渡す。

茉:ほんまに大丈夫なんかな

授業が始まると、、、

〇〇は授業中ずっと窓の外を眺めては前の子に消しカスを投げるのを繰り返していた。

私はそんな〇〇を見て

〇〇:ちょっとどうした?

茉:一緒教科書見よ?

幸阪さんは僕と席をくっつける

〇〇:俺が言うセリフだけどね

僕と幸阪さんはこの後の授業もずっと席をくっつけたまんま、授業を受けた

【昼休み】

茉:ねぇここって食堂ある?

〇〇:あるよ。

茉:案内してくれへん?

〇〇:関西出身なの?

茉:え?関西弁出てた?

〇〇:うん。関西弁ええよな。

茉:え?もしかして関西出身なん?

〇〇:いや、真似しただけ

茉:真似せんとって

〇〇:ごめんごめん。じゃあ食堂行くか

茉:うん。お願い

僕が幸阪さんを連れて教室を出ると、、

理子:〇〇さん、ご飯食べましょ

理子が弁当箱を片手に持ち小走りで僕の元に笑顔でやってくる。理子の後ろから美羽が気だるそうにやってくる。

〇〇:お、理子お疲れ〜

理子:お疲れ様です

美羽:〇〇、横の人だれ?

理子:ほんとだ。初めて見るかも

〇〇:あ、今日からね、この学校に転校してきたの。

幸阪さんは2人に軽く会釈する。

理子:名前、何て言うんですか?

茉:幸阪です。

美羽:下の名前は何ですか?

茉:あ、茉里乃です。

理子:茉里乃さんって呼んで良いですか?

茉:う、うん。良いよ。

〇〇:今から、食堂行こうかなって思ってたんやけど一緒行く?

理子:美羽どうする?

美羽:え?行こうよ。

そうして4人で食堂に向かう事になった

食堂に向かう途中、理子はずっと幸阪さんと話していた。

美羽:〇〇、さっきのまだ許してないからね

〇〇:え?何が?

美羽:いや、2人乗りしてた事

〇〇:だから、後でするって言ってるやん

美羽:〇〇って理子に甘いよね

〇〇:そうかな?

美羽:うん。

そんな話をしていると

理子:2人で何話してるの?

理子が僕と美羽の間に入ってくるようにそう聞いてくる。

〇〇:別に何の話もしてないよ?

理子:嘘だ〜。茉里乃さん、この2人すぐコソコソ話するんですよ

茉:そうなんや。

幸阪さんは理子に耳打ちをする

理子:え?

理子はあからさまに顔が暗くなる。

〇〇:食堂ここだよ

食堂に着いた僕たちは4人でご飯を食べた。

ご飯を食べてる時も理子は少し機嫌が悪い感じがあった

〇〇:じゃあまた放課後

美羽:うん

僕と幸阪さんは理子と美羽と別れ、教室に向かう。

〇〇:上坂さん、理子に何言ったの?

茉:え?なんか言ったっけ?

〇〇:食堂行く前に耳打ちしてなかったっけ?

茉:あーあれか。あれがどうかしたん?

〇〇:あれ以降、理子が少し機嫌悪くなってるように感じてさ

茉:え?まじ?

〇〇:うん

茉:それは申し訳ない事したなぁ

〇〇:何て言ったの?

僕は幸阪さんから耳打ちの内容を聞いて、少しホッとしたような感情になり、昼からの授業を受けた

【放課後】

茉:今日、一緒に帰らへん?

〇〇:別に良いけど。

茉:なんか問題ありそうやな

〇〇:いや、そうじゃないんだけど

ガラガラ

教室の扉が開く

美羽:〇〇、帰るよ〜

美羽がそう言いながら、教室に入ってきてその後ろに理子がいる

〇〇:だから、俺のクラス来るなって言ってるじゃん

美羽:私たちが迎えに来ないと、〇〇勝手に帰るじゃん

〇〇:だって、お前らと帰るとすっげぇ疲れるもん

美羽:理子、〇〇は私たちと帰るの嫌なんだって

理子:え?あ、あ。うん

理子はやっぱ元気が無い

美羽:理子、どうしたの?お昼休みからずっと元気無くない?

理子:ううん。別に何もない。今日、先に帰るね

美羽:え?なんでよ

理子:ちょっと用事ある

理子はそう言い、1人で先に行った。

茉:理子ちゃん、やっぱ怒ってるかな?

〇〇:大丈夫だよ。取り敢えず俺らも帰ろ?

茉:そうだね。まだ理子ちゃん居るかもだし

僕と幸阪さんは帰りの準備をする

美羽:ねぇ早くしてよ。

〇〇:美羽も用事あるの?

美羽:違うよ。理子、帰っちゃうじゃん

〇〇:用事あるって言ってたし、別に良いんじゃない?

美羽:もういいから早くして

少し呆れた感じで美羽が僕にそう言う

3分後

〇〇:よし、行くか

美羽:何で帰りの準備するだけでそんな時間かかるの?

〇〇:マイペースやからなぁ

茉:あ、〇〇君もマイペースなん?

〇〇:幸阪さんも?

茉:うん。

美羽:2人がマイペースなのはどうでも良いんで早く行きましょ

茉:そうやな

3人で駐輪場に向かうと、、

茉:理子ちゃん、まだおるやん

美羽:理子〜なにしてるのー

美羽は小走りで理子の元に向かう

僕と幸阪さんも歩いて理子の元に向かう

〇〇:理子、どうしたの?

理子:サドルが下がらないです

〇〇:え?

理子:今日、〇〇さんと二人乗りした時に〇〇さんのサドルの高さにしたから私乗れない

美羽:理子ちっちゃいからサドルが高いと乗れないのか?

〇〇:ごめんな

僕が理子の自転車のサドルを下げようとすると

理子:〇〇さん、どいてください

〇〇:え?

理子:乗れるもん。

理子はそう言い、必死に足を上げて自転車に乗ろうとする

美羽:理子、無理したらだめだよ。股裂けるよ?

美羽はバカにしたような言い方でそう言う

理子:うるさい!!

理子はそれに反抗するようにそう言う

茉:かわええな

〇〇:これが日常茶飯事なんよ。疲れるでしょ?

茉:楽しそうやん

〇〇:はぁ。

僕は理子の身体を持つ

理子:うわ

僕は理子を自転車に乗せる

美羽:理子、良かったね。自転車乗れたじゃん

理子:自分で乗れたもん

〇〇:理子危ないから降りな。足付いてないしさ

理子:抱っこしてください

〇〇:自分で降りなよ

理子:嫌です。

理子はこうゆう一面もある

〇〇:じゃあ手広げて

理子:やった。

理子はにこっと笑い、両手を広げる

僕は理子を持ち上げる

理子:うわぁ〜

〇〇:理子、軽いな

理子:えへ。じゃあ〇〇さん、サドル下げてください

〇〇:あいよ

僕は理子のサドルを下げようとするが、、、

茉:〇〇君、大丈夫?

〇〇:ちょっと固い。美羽、ちょっと自転車抑えてて

美羽:ん。良いよ〜

美羽に抑えてもらって自転車のサドルを下げようとするが、、

〇〇:硬すぎる。俺の力じゃ無理だ

理子:〇〇さん、良い事思いつきました。

〇〇:なに?

2分後

僕が自転車に乗って理子がその後ろに乗る

〇〇:美羽、ごめんね

美羽:もう〇〇なんて知らないから。

茉:美羽ちゃん、2人で帰ろ?

美羽:ですね。帰りましょ

〇〇:じゃあまた明日。

美羽:うん。

茉:バイバーイ

〇〇:理子行くよ?

理子:はい!!

理子は元気よく返事し、2人に手を振った。

〇〇:俺、理子の家知らないから案内してよ?

理子:はい。とりあえず駅まで向かってください

〇〇:あいよ〜

僕は理子と2人で駅に向かう

〇〇:なんか二人乗りしてるとゆずの「夏色」歌いたくなるよね?

理子:ごめんなさい。世代じゃないです

〇〇:俺も世代ではないよ?

理子:あ、〇〇さん、ここ右に曲がってください

〇〇:え?ここ?

僕は急ハンドルをきる

理子:あそこの公園行ってください

〇〇:分かった

僕は理子に言われた通り、公園に向かう

〇〇:こんな所に公園あるんだね

理子:そうですよ。知らなかったでしょ?

〇〇:うん。知らなかった。何でこんな公園知ってるの?

理子:1人になりたい時によくこの公園に行ってたんです

〇〇:あ、そうなんだ

僕は自転車を入り口付近に停めて2人で公園のベンチに向かった。

〇〇:ん?なに?

理子は必死に背を伸ばし、〇〇に目隠しをする

理子:目瞑ってくださいよ

〇〇:う、うん

僕は理子に誘導されながらゆっくりと歩く

理子:心の準備出来ました?

〇〇:う、うん。

理子:うわ〜

理子は謎の掛け声を言い、〇〇の目隠しを取る

〇〇:うぉ、凄いな

〇〇が目を開くと壮大な景色が広がっていた

理子:凄いでしょ?

〇〇:うん。凄い。よくこんな所知ってるな

理子:えへへ。ありがとうございます。

僕と理子はベンチに座る。

15分後

〇〇:理子、さっきはごめんね

理子:な、何の事ですか?

〇〇:俺が美羽と喋ってたのに嫉妬してたんでしょ?

理子:え?な、何言ってるんですか?

〇〇:違う?

理子:そ、そんな訳無いじゃないですか

〇〇:俺、理子の事好きだよ?

理子:え?揶揄わないでください

〇〇:揶揄ってなんかないよ?

理子:え?でも、〇〇さんは美羽の事が好きなんじゃ

〇〇:ううん。俺は理子が好き。美羽も好きだけど理子が1番好き

理子:あ、ありがとうございます。私も〇〇さんの事大好きです

〇〇:ありがとう。

少し無言の時間が続き

〇〇:よし。じゃあそろそろ帰るか

理子:ですね

僕は再び理子を後ろに乗せ、理子の家に向かった。

〇〇:じゃあまたね

理子:あ、あの

〇〇:ん?

理子:大好きです

理子は満面の笑みでそう言い、恥ずかしそうに家の中に入っていった。

【次の日】

〇〇:美羽、行くぞ〜

僕は美羽を後ろに乗せる

美羽:うん。

美羽は僕にぎゅっと抱きつく

〇〇:出発進行〜

僕と美羽は夏色を歌いながら学校に向かう。

理子:もうリーの〇〇さんなのに〜

美羽:今日だけだから〜

美羽はそう言い、〇〇に力強く抱きしめる

茉:理子ちゃん

理子:な、何ですか?

茉:昨日何かあった?

理子:え?バレます?

茉:うん。すっごい良い顔になってる

理子:えへ。ありがとうございます。

〇〇:理子〜遅いぞー

理子:待て〜

理子はくしゃくしゃの笑顔で二人乗りしてる僕を追いかけた
[終]

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