マンちゃん@日本進歩の旅

20代のピチピチの若者。

マンちゃん@日本進歩の旅

20代のピチピチの若者。

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  • 日本進歩の旅

    「世界は進歩している」。人類の平均寿命は延び、所得は向上し、戦争は減少、、、。あらゆる指標を切り取っても世界の状況はますます良い状況になっているみたいだ。まさに進歩する人類。スティーブン・ピンカー『21世紀の啓蒙』に記述されていることは目からうろこの発見ばかり。じゃあ日本単独で見た場合はどうなのか。平成の世に産み落とされた孤独な20代の男の子が知的な旅に出た。鬱屈とした日本社会を見つめなおす企画。日本は果たして「進歩」しているの?

最近の記事

私の中のフェミニズム

自分の政治的立ち位置を考えることがある。私は右翼なのか左翼なのか、と。 過去を振り返って、今の自分が昔の自分の政治的立ち位置を言い表すのは簡単だ。高校時代の私は間違いなく日本を憂う「ネット右翼」的思考の持ち主だったし、大学時代はその反動か、ネット右翼からすれば紛れもない「パヨク」だったように思う。現在は、少し左右に揺れたように思うが、「ジャスト真ん中」なんてことにはなりえないし(自分のことを「中立・中道」なんていう人はあまり信用できない)、未来の自分に判断してもらうしかない

    • 人工物と私

      「コンクリート造の3階以上の建物に避難してください」 テレビ局のアナウンサーが力を込めて東日本の太平洋沿岸地域の住民たちにこう呼びかけた。日付は2011年3月11日午後のことだった。 日本史上類を見ない大災害で多くの人が命を落とした。今日、動画投稿サイトには、津波によって住宅が押し流される映像が数多く投稿されている。黒い濁流が一瞬にして東北の人々の日常を飲み込んでいく瞬間を動画で目にする私たちは、10年前の惨状に思いをはせる。 動画は、高台や山からデジカメやケータイで街

      • 日本は「進歩」しているか

        どうやら世界は「進歩」しているらしい。 私の手元に1冊(正確に言えば上下巻の2冊)の本がある。スティーブン・ピンカー『21世紀の啓蒙』(草思社、2019年)だ。 「進歩とは何だろうか。」著者はそう問いかける。 難しい問いかけのように見えて「これほど答えるのが簡単な質問もない」という。「ほとんどの人は死より生がいいと思ってるはずだ」とピンカーは切り出す。「同様に、病気より健康が、飢餓より満腹が、貧困より裕福が、戦争より平和が、危険より安全が(中略)」と多くの人々が望む暮ら

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