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PEDRO武道館ライブ【生活と記憶】に行ってきたよ。

前置きとして、当マガジンは以前の麻雀シリーズ「麻雀プロだったよ。」のタイトルを踏襲して、「〇〇は○○だった」と過去形のタイトルを使用していきます。あくまで私個人の経験でそう思ったことを述べる記事であり、今現在もそうかもしれないし、そうじゃないかもしれないです。

はい。アイ活おじさん記事です。
先日の週末に、コロナ以来ずっと敬遠していた東京まで行きましてコンサートに行ってきました。

私がこよなく愛しているBiSHのメンバーであり、ソロプロジェクトで遂にWACK事務所で武道館を成し遂げることとなったアユニ・DのバンドPEDROのライブだ!!!

私がBiSHでの推しはアイナ・ジ・エンドなので、これは推し違反では?と思われがちですが、WACKからすると武道館というのはもはや追い求めて来た場所のひとつであり、そこにメンバーが一人でもあがるというのは、これはもはや見に行く使命以外の何物でもありません

そう今回は使命を果たすべく、武道館に赴いたのです。

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私が今迄に武道館に来た歴は、去りし日のACIDMANと7年前くらいのいきものがかりくらいです。あまりライブ会場としては良いイメージの無いところです。理由としては夏は暑くて冬は寒い。トイレ汚い。退館が大変。音響も微妙。そして座席に恵まれないと体験してきたからです。

そして今回いただいたチケットもそりゃあステージから遠かったす…。まあファンクラブでも無いし高いチケットでも無いから文句は言えません。

以外図解。

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360°スタイルで幕が開けたライブですが、始まる前から嫌な予感しかしなかった。通常の形式だとステージはこの北に位置しており開かれていないスペース。これが360度ステージモードだと、演者のおしりなのである

そう幕が上がったらそこにあったのはアユニのおしりなのである。

そして遠すぎて近眼の私には米粒お尻しか見えないのである。

しかしそこは双眼鏡を持ってきたのでズームお尻は拝めたのである。

開幕はTwitterでもあがった動画でぜひご確認いただきたい。

しかし、ライブ中盤。さすがに北ピーポーにも配慮をしていただけたか、なんとステージが180°回転。アユニがこっち向いてくれたのである。この時のアユニの「回転。スターティン!」の掛け声はベラボーに可愛かった。

ここではあえてセトリ通りの話はしないでおこうと思う。ただ印象に残った場面、3つのシーンについて語らせていただこうと思う。

よかったシーンその1

PEDROのライブに来たのは使命とは言いましたが、もう一つ生の田渕ひさ子が見たいという願望もありました。それもそうロック界のレジェンド、NUMBER GIRLのギタリストである方を生で見て、あのナンバカと同じギターサウンドが聞けるんだから行く価値はあるわけ。

私がロックにのめり込んでNUMBER GIRLを聞き始めたときはもう15年前くらいになるが、その時にはもうNUMBER GIRLは解散していたのである。何度も札幌ラストコンサートをCDで聞いては、なんで俺はこの場所にいれなかったんだろう…。タイムマシーンを望んだくらい憧れの空間をCDを介して妄想に更けていたのである。そのライブで最高潮ともいえる『omoide in my head』の入り。もうこれが堪らんのである。アヒトイナザワによるドラムに続くひさ子の轟音。そして剃刀のようなエッジのテレキャスター。これを何度もリピートして聞いただろうか。あぁ一度でいいから生オモイデききてえなあ…。これが夢だった。

奇しくもこの日その半分は叶ったのである。どこの間だかは曲名しらないので詳細に言えないのですが、すごい歪みとともに背景がすべて真っ赤になった時がありまして、そこの光景と音がまさにNUMBER GIRLを彷彿とさせる演奏だったのです。実際破茶滅茶に弾いてるようにみえるひさ子様だけど、やはり一味違う。しかし何より驚きなのはそんなひさ子節についてきているアユニだ。あぁNUMBER GIRLのライブもこんなんだったんだろなと思えたのが良きでした。

よかったシーンその2

以前に2020年のベスト3曲を紹介しました。

そこにもあるとおりPEDROの『感傷謳歌』は泣けちゃう曲なんです。そしてこの曲を武道館で聞きたいとこの日までわくわくして待っていました。実際、武道館でこの曲を聞いた時は泣きはしなかったですが、このアユニのポジティブなのかネガティブなのか分からない曲が、武道館で完全無敵ポジティブソングに昇華したと感じました。そう僕はこの曲の終わりに胸の中でこう呟きました。「よかったねアユニちゃん」(キモッ!

よかったシーンその3

武道館公演に合わせるようにシングルもリリースとなりました。その名は『東京』。北海道育ちの道産子D子ちゃんは、ひょんなことからBiSHオーデに受かって上京することになります。まだそのときは未成年で、芸能界なんて全くわからない、いやましてや東京だって右も左も分かるはずがない。独りで洗濯をしてゴミを出してという些細なことですら日常とはかけ離れていて、居場所はアパートなのだけど、東京に居場所はないんじゃないと感じてしまう孤独。上京した人の孤独を謳ったこの曲は、武道館のために作った曲、そしてこの公演のタイトルでもある『生活と記憶』にリンクしていたと思う。今まで出会って強くしてくれた人たちに感謝を綴るように歌った『東京』はそりゃええものでした。みんなもぜひご鑑賞ください。


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