西日本

ほぼ一年振りの西日本。

その間すっかり東京の生活に慣れてきた。久しぶりの西日本はすごく楽しみだったけれど、いざと行ってみると田舎すぎる街の寂れた風景に呆れて帰りたくなった。前住んでいた町ではあるが、離れてからは行くたびに人出が少なくなるような気がする。住んでいた頃は、落ち着いてはいるが、そこそこ活気があったという印象だったが、東京に暮らしてみると東京の賑やかさに比べてまるで人がいないような錯覚をしてしまう。

だけど、それは束の間だ。

確かに田舎感は拭えない。けれど、必ず感覚が変わるタイミングがある。人がいない寂しさを感じる外の目線が、生活感が漂う地元感のようなものに変貌していく。毎回これが起きることが不思議だ。

西日本は和の香りが強い地域だ。京都をはじめさらに西に向かう田舎は日本の伝統がしっかりと残っている。対しての東日本はというと深い文的な味があるつつより西洋の影響を受けているのか、時代の流れに乗っているのか、どうも違って見えるところがある。一見似ていてもやっぱり違う、というのが西日本だ。




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