amazonの『心の壊し方日記』キャンセルカルチャ―(嫌がらせ)の状況について

『心の壊し方日記』の出版から、ちょうど半年になります。

正直、星一つのレビューに「役に立った」が集中し、平均的な星は三点台です。意識的なキャンセルカルチャーの方もいるでしょうし、面白半分で評価をどんどん下げてやれと、多勢に乗っかっているタワケもいると思います。酷い言い方!と怒りを買いそうですが、全員が全員聡明ということは、現実的にありえないでしょう。嫌われた本にしては、まだ好意的な方たちのおかげで、三点台で踏ん張れている状態で、良い方かもしれません。

以前にも記した、事前の許可や言及量をどう思うかで、本に対する評価が分かれてしまうのは、仕方がないとは思います。

ただ、(あのレビューを見たはずなのに消えてる)というものが、いくつかあると思います。たとえばこれです。

非常に見づらくてすみません。画像だけ開いて、拡大すると「アマゾンのチエゾウ」という人のコメントが読めます。わたしがこれを「荒らし」と判断したのは、わたしの自己承認欲求についてはしょうがないのですが、夫が癌になったことを「病を得たのは自業自得」と書かれていたからです。

世の中に、今まさに癌サバイバーであるという方は大勢います。癌で身内を亡くされた方、家族が癌を患って看病中の方もいます。わたしは夫の癌の再発を考えると、何かしていても急に動きが止まってしまうくらい、いまだに不安で仕方ありません。
そのため、この「癌が自業自得」という言葉は絶対に許せませんでした。わたしはすぐ、amazonのカスタマーレビューにメールし、事情を説明して削除を依頼しました。正直、amazonのカスタマーレビューって無人かと思っていましたが、これは問題視され、すぐ削除されました。削除に気づいた「アマゾンのチエゾウ」という人は、同じ文章を再度あげましたが、それも削除され、二度と同じ文章があげられないよう対処がされました。

以上のような事情なので、🍙さんにもこのことに関してはご理解いただきたく思います。それと同様に、「自殺未遂を売りにした本」という揶揄のカスタマーレビューも、コンプライアンスに引っかかって削除されています。ただ、他の真っ当な批判で消えてしまったものは、関知していません。おそらく、書き込みをされた方自身が何か思うところがあり、ご自身で削除をされたのだと思います。

「アマゾンのチエゾウ」というカスタマーネームですが、昭和の大俳優である片岡千恵蔵に『アマゾン無宿 世紀の大魔王』という珍品映画があって、役柄もアマゾンの源次といいます。amazonだけにそこにかけているんでしょうね。まあ、旧作邦画の好きな男性で、女が映画を語るのが憎たらしいと思って、わたしを嫌っている人なんだろうと思います(心当たりあり)。

それと、読書メーターがこれ以上、批判をするための批判の場にならないことを願います。党派ではなく個の目線で判断していただきたい。


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