煉獄さんは、いつ眠りに堕ちたのか。
#鬼滅の刃 を考察している方たちの間ではよく
何故、煉獄さんだけが幸せな夢を見れなかったのか?
というテーマが挙げられている。
例えば #錆兎の考察 さん。(すき)
しかし、そこで挙げられている「夢」は
煉獄家でのお父さん慎寿郎と弟 千寿郎くんとのシーン。
いや待て、
列車内で鬼を2体倒すシーンから既に、
煉獄さんの「夢」は始まっているのでは?
いくつか考察の根拠があるため、
列挙する。
根拠1 “俺の継ぐ子になるといい!“
煉獄さんは、切符を切られる前、
炭治郎に二度、自分の元で面倒を見てやる!
といった主旨の発言をしている。
これは、
強い剣士が育つこと、
志を同じくする後輩ができること、
そして、面倒見のいい煉獄さんにとって
後輩を育てることそのものが「幸せ」だからなのではないだろうか。
柱ならば 後輩の盾となるのは当然だ
そう考えるほどの人物なのだ。
自分が強くあること、後輩に慕われ、その後輩がまた強くあろうと望むこと。それを「幸せ」と感じることに不思議はない。
根拠2 「夢限列車」切符と魘夢
眠りのトリガーとなった切符には、
「無限列車」とは書かれていない。
「東京夢限」とある。
切った瞬間、炭治郎も煉獄さんも
異変に気づく鬼の気配があった。
この瞬間、眠りに落ちたと考えられる。
ただし、柱である煉獄さんの強さに
魘夢が気づかないはずはない。
まして慎重派の魘夢…眠りに落ちたことを悟らせないように、細心の注意を払うはず。
だから、夢と現実の境を曖昧にした。
煉獄さんと比べてまだ弱い炭治郎達三人は
シンプルにズブズブと、
水の底に落ちていく描写と共に眠っていくが、
煉獄さんは眠りに堕ちる過程でもなお、
心を燃やしている。
根拠3 黄色い少年と猪頭少年
煉獄さんは、同期組のことを
炭治郎は「竈門少年」と名前で呼ぶが
あとの2人は見かけの印象からくる名で呼んでいた。
つまり、認識が曖昧である。
兄貴ぃ!
のシーンでの三人を見てみる。
炭治郎は…感動でネタっぽい表情だけど、普通。
善逸…顔面どないやねん状態。声スネ夫やん。
伊之助…顔の形と声が普段のそれじゃない。後のシーンで「指図された!!」と言う態度を見せるというのに、兄貴に対して素直すぎる。
これは、煉獄さん目線の理想(夢)…だよね?
根拠4 寝ているはずの乗客
炭治郎たちが鬼の方へ向かうシーンで、
車掌さんと、その背景に顔に影を落とした乗客が描写される。
車掌さんが、炭治郎の切符を切った体勢から動いていない様子から、車掌さんは画面奥から炭治郎達の席に来た。
切符を…拝見します…
そう言いながら炭治郎たちに近づく際
周囲の乗客はみんな寝ていた。
意図的に描写されていた。
なのに、炭治郎たちが鬼へ向かう際
車掌さんのそばには目を開けて立っている複数の乗客が……。
彼らは魘夢に夢を見せてもらうために協力している側の人間。もしくは、魘夢に囚われ夢に堕ちて既に亡くなっている乗客の魂という可能性もあるだろうか。
いずれにせよ、乗客が皆眠っていたはずの客席周辺に、起きて顔に影を落とした人たちが立っている。これはもう、魘夢の夢の中なのだという証拠だろう。
さらに言えば、
切符を切るシーン
車掌さんと立っている乗客が描写されるシーン
さらには
列車内での鬼が登場するシーンに及んでも、
電灯の接続が悪くなっている。
統一された描写から、そこに在るものが幻想である…ということが察せられる。
根拠5 眠っている位置
煉獄さん、そして同期組か眠っている位置…席順は切符を切られた瞬間の位置から変わっていない。
そこで夢の中に堕ちていっている。
列車内を、移動していない。
兄貴ぃ〜
のシーンがまだ現実なら、
わーい
のところで倒れるように眠るはず。
以上から、
煉獄さんが列車内で鬼を斬ったシーンでは、
既に4人とも眠りに堕ちている。
さらに言えばそのシーンは
煉獄さんにとってのレム睡眠状態だと言える。
なんて激しい寝落ち。
血鬼術へのかかり方にさえも
その強さと優しさが見える。
さすがは炎柱🔥…
煉獄の兄貴ぃぃいい!わぁーーい!!