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「特別扱い」されない空間に慣れる。

こんにちは!
本日も最近の気づきを。

知り合いのフリースクールを運営している方の言葉を借りればですが、フリースクールに来るの一定割合は「お姫様・王子様」です。とにかく「かまってちゃん」で、周囲の人間に関与されることなしに自律的な活動維持が難しい子です。

彼ら(彼女たち)は、とにかく自分を「特別扱い」してもらうことを求めます。そして、さらに厄介なことに彼ら(彼女たち)は「特別扱いされること」に慣れているともいえます。家や学校、そのほかの場所でも「自分は特別扱い」が当たり前の生活になっています。

家庭でも「特別扱い」状況が当たり前です。親としては、子どもの要求を通すことが普通になっているので「子どもの言いなり状態」の家庭も珍しくありません。

一方で、当たり前ですが、社会に出たら「特別扱い」なんてされません。彼ら(彼女たち)にとっては残酷な話ですが、社会では「周囲の流れについていけない人」は置いてかれてしまいます。もちろん、福祉的な制度を利用すれば、話は別ですが。

弊社のスクールでは、子どもの中長期的な成長を考え「特別扱いはしない」ことを基本にしています。最初のうち、子どもは「特別扱い」を求めてきます。しかし、それに応えてしまっては、成長はありません。無限の「甘えループ」にはまっていきます。子どもにとっては、そのほうが心地がよいからです。

不思議なものですが、特別扱いをしないことを一定期間、継続していると、子どもは自然に馴染んできます(ただ、全員が必ずではないです。この期間に親御さんによって『回収される』子どもたちも多くいます)。ただ、親御さんがある程度、腹をくくっていれば、回収の手を差し出さず、子どもは成長していきます。最近つくづく、このことが良く分かってきました。

本日は以上!

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