深夜の点・線・面
よし、なんか書こう。そう思い立った午前12時半。
だらだらとしっかり8時間在宅勤務をして、皮膚科へ行き、家で夕飯のステーキを食べ、テレビでオリンピックを見て、音楽を聴きながらデザイン学校の課題をやり、今に至る。かなり眠い状態でこれを書いている。
夜間で週2日通っているデザイン専門学校は、けっこう課題が出る。適当にやろうと思うと適当に終われるが、そんなことは嫌なので、ちゃんとやろうと思っている。楽しいし。するといつのまにか前期の授業が全て終わっていて、夏休み期間中に消化することになったというわけだ。(学校は「夏休み」だが、私ら夜間の学生はふつーに働いてるのが大変なところ)
いまやっていたのは、「形態理論:点・線・面・立体」という授業の課題だ。
全ての造形(もの)の形は点・線・面・立体の4つに単純化し、分類することができる。(下表:幾何学的定義)
その単純化した要素を発展させて別の要素を作るというのが課題の内容だ。
具体的には、以下のようなプリントに実際の図を描き込んで埋める。
例えば①だったら、点という要素から別の点という要素を作る。(ビジュアルで考えた方がいい)
②だったら、点の要素で線を作る。これは点を移動させればよいのでわかりやすいかもしれない。
③は点から面。面は、点を移動させてできた線をさらに移動させて作ることもできるし、ただの点の集団と考えることもできる。点の集団が「ない場所」を面と捉えることもできる(ネガティブの視点)
上のものは全3枚中1枚目の表だが、2~3枚目の表では、これがさらに線・正三角形・正方形・有機的形態(アメーバやピーナッツのような、自然界にある不定形)・球・正四面体・立方体など、様々な形へと広がっていく。
「点・線・面」という一つ一つの要素からどれだけの構成パターンを描きだせるか。これは勝負だ。思いつく限りたくさん描いてやりたい。先生がコピーを見せてくれた「過去いちばんたくさん描いた生徒」よりもたくさん描きたい。
そんな気持ちでやっているので、全然終わりそうにない。
図を描いたり何か制作したりするのって、「え?!」とたまげるくらいに時間がかかる。ふと気づくと数時間たっていることなんてザラだ。
コロナで外出の機会もぐっと少ないことだし、家で黙々と点線面を描いているようなのがちょうどいいと思う。