とてもつらいツシマプレイ記#4
志村殿をお助けしました。
なぜかはじめのころは志村殿をお助けしたらクリアだと思っていたんだけど、地図をよくよく見るとまだまだ未開の地がある。
そりゃそうだ。蒙古たちを対馬から追い返さなくてはクリアとは言えないだろう…
竜三さん、どうしてあんなことしたのかな。と戦いながら思いました。
ずっと「まだ間に合う、まだ…」と呼び掛ける仁さんの声が、だんだん願望のようになっていくの悲しすぎる。
軽口叩きながらの旅路を思い出して、心がきゅっとなった。
ところどころ、仁さんと自分の身分の隔たりを妬むような憎まれ口もあって、でもあそこまではっきりと裏切る…とは思ってなかったなあ。
「侍がいるぞ」と叫ばれたときの、仁さんのまだ信じられないような顔がむなしい。
そして、政子様の浮世草もやりました。
「夫は見つけた」と語る政子様にやりきれない思いになりながら、今度は息子二人の遺体を探します。
昔、息子二人がよく遊んでいたかがり火の灯台の話の下りで突然自分語りはじめる仁さんににこにこしたけど、そのあと二人の遺体を発見したとき…
二人並んでいる死体を見つけたとき、プレイヤーはきっとすぐに理解しただろうと思う。
わたしは、あれを見つけたとき、政子様に見せたくないと強く思ったけれど、システム上それは許されないし、政子様はきっと何がなんでも見つけ出しただろう。
蒙古は許せない、と強く感じさせる、エピソードだった。
これからの仁さんは、志村殿を助けたことで、己の戦い方に迷っていくのだろうと思う。
蒙古を倒すためと自分に言い聞かせて進んできた冥人の道。
志村殿は武士の誇りを持って蒙古を追い返すと勇んでいる。
プレイヤーであるわたしも、志村殿の前ではあまり闇討などしないように心がけているし、これからの戦いは、仁さんにとってつらいものになるのではないかと予感している。
どうか仁さんの旅の終わりが心安らかなものでありますように。