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[開発インタビュー#1]mana.think@は作問ツールが魅力![チーフディレクター]

はじめに

こんにちは!Mediowl noteです。中高生向け学習アプリ「mana.think@」をリリースして3年が経ちます(2023年現在)。

サービス立ち上げから現在に至るまでを振り返りながら、mana.think@が何を大切にしているのか、先生にどのように活用していただきたいのか、開発者にインタビューします。

インタビュイー Mediowl チーフディレクター Oさん

印刷業界にて2000年代初頭より紙教材の派生形としての教育ICTに従事、当初は付録のCD-ROM等の制作だったが、2011年より本格的にデジタル教科書を制作。

「mana.think@」とは?

ーそもそもmana.think@はどのようなサービスでしょうか?

mana.think@は、中学、高校で導入されているデジタル教材です。地理、歴史、公民分野に特化しています。GIGAスクール構想で生徒に1人1台、タブレットやパソコンが配布されていますが、mana.think@はこれらの端末上で利用できる問題集のアプリです。

ーmana.think@の立ち上げに至った経緯を教えてください

4年前のことですが、デジタルの学習サービスを作りたいという会社の方針からスタートしました。当時、学習アプリと言ったら一問一答式のサービスが多かったのですが、もっと高度な学習アプリがあったらよいのではないかという考えがあったんですね。そこで、教科書会社様に、学習サービスの提案を行ったのですが、(要検討)残念ながら見送りになってしまいました。

状況が変わったのは、新型コロナウイルスによる学習環境の変化です。オンラインでも学習できる環境の必要性が生まれたことで、教科書会社様から声をかけていただき、サービスを開発することになりました。

今では〇〇万人規模のサービスになりましたが、教科書会社様のご要望や実際に導入してくださった学校の先生方のご意見を踏まえて、日々改良に取り組んでいます。

「mana.think@」が大切にしていること

ーサービスを作るうえで特に大切にしていることを教えてください


教室に縛られない学習サービスとして必要な機能を備えつつ、他にはないユニークな学習体験を実現することですね。
mana.think@は、教科書会社様の教科書に準拠しているので、実際に学校で教科書を使って習った範囲を生徒が問題を解くことができます。

問題は一問一答のように単語で答えられるような単純なものだけではなく、並び替え、組み合わせ、なぞり問題など、多種多様な問題の形式を用意していて、正誤判定まで実現しています。
他にも論述形式の問題も多数収録しています。ただし、正誤判定に関しては模範解答と照らし合わせ、生徒自身が判定するようにしてあります。

特にこだわっているのがなぞり問題で、例えば地理では地図をなぞるといった体験ができます。教材に書き込む学習は以前から行われていましたが、デジタルでもできるようにしています。

また、先生にとって課題管理しやすく、紙のワークに比べて負担が少なくなるようにしています。
ここはデジタル教材の強みなのですが、自動採点、自動集計できるので、生徒の学習の進捗、分野別正答率をすぐに確認することができます。紙のワークの場合、提出された問題集が山積みになり、一つ一つ中身を確認していかなければならなかったので、かなり負担軽減できます。

そして、作問ツールで論述問題を出した場合は、生徒の回答をダウンロードしてエクセルでまとめてみることもできます。

もっと使ってほしい「作問ツール」!

ーmana.think@を通して、どのような学習を実現したいと考えていますか?


これは私の個人的な構想になってしまいますが、先生が問題を作って、先生同士で共有できるようにしていけたらなと考えています。mana.think@には作問ツールというのがあって、問題をつくることができます。今はまだ共有できないですが、共有できたらいいなと考えています。
作った問題を共有できるようにするためには、いくつか越えなければいけないハードルがあると考えていますが、将来的には実現したいと思っています。
問題を共有できれば、その分問題数が多くなり、サービスとしての厚みが増すことが期待されます。ひいては生徒の苦手の克服にもつながると思います。

最終的には作問のコンペティションを開けたらもっと面白くなるかもしれませんね。

ーmana.think@が先生や生徒に向けて考え抜かれたサービスであり、これからも発展していくサービスだということが実感できました。ありがとうございました。


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