バチカンって??
バチカンとはバチカン市国のことで、世界最小の国でキリスト教カトリックの総本山、ということは学校で習っているかと思いますが
「そんなの忘れた」
という方も多いですので簡単に記しておきます。
まず場所ですが、イタリアはローマの街中にあります。
一国の首都の中に、違う国が存在するのです。
想像しにくければ、東京の中にある公園か施設のひとつが外国だったら?と考えてみてください。
国というには小さな面積であってもそこに小さな外国がある。
バチカンは、そんな存在です。
ただ、カトリック教会の総本山、ということで普通に生まれ育った人がいるわけではありません。
教会の関係者だけで構成された国です。
面積は東京ドームの10個分ほどだそう。
国境として何かあるわけではなく、通りを超えたらそのまま入っていける感じです。
サン・ピエトロ広場とサン・ピエトロ教会、バチカン美術館部分などが一般に公開されていて信者でなくても見学出来ます。
聖職者だけの国に軍隊や警察はありませんが「スイス兵」が警護をしています。
昔、スイスの傭兵が法皇を守ったことによる伝統で、今でもスイス人の兵士がガードをしているのです。
ルネサンス期のデザインだという派手な格好をしていますが、儀礼用にだけ立っているわけではなく中身は軍人です。
イエス・キリストの弟子のひとりであるペテロが殉教した地に墓が作られ、その上に聖堂が建てられたのが始まりとされています。
聖ペトロ=サン・ピエトロです。
とにかく、ここが全世界のカトリックの中心であり、信仰に関係するような認定や決定を行ったり様々な資料が保管されていたりします。
もちろん、日々の祈りも捧げられています。
私は二度、ローマに行く機会に恵まれましたが一度目は臨時のお休みに当たってしまい見学出来ませんでした。
二度目はようやく有名な芸術作品を目にすることが出来ましたが、混雑がすごくてゆっくり見ることはかないませんでした。
でも、素晴らしい芸術と深い歴史がある場所なので、信仰心はなくても一見の価値はあります。
あまり肌を露出し過ぎない服装をして、信仰の場であることを忘れずに静かに見学しましょう。
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