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もし、今テレアポ営業で悩んでる人は是非読んでみてほしい話。

新卒で入社したIT企業で、2年目に志願して異動した先の法人向けの光営業の組織。そこでの教えや、先輩から学んだことが、別業界に転職しても、部長になっても、役員になっても、フリーになっても……
17年経った今でも根底にがっつり響いて離れない。
営業の基礎は、ここでつくられた!と今でも思います。

常に結果をだすことに徹底してこだわっていた百戦錬磨の営業マンがわんさかいた組織で、たかだか4年の出来事だったけど、今でもあの人のいってたこと「超正しい。」て思うことがたくさんある4年間でした。そこでの学びをここでは書いていくことにしました。


アポがとれないthe落ちこぼれ社員

新卒2年目。部署を異動して2週間くらいの私は、絵に描いたようなおちこぼれ営業でした。
実は新卒で表彰されるような成績をおさめて調子にのってたことや、異動したての緊張、鳴物入りで異動したことによる無駄なプライドが邪魔して、必死になるのがかっこ悪いと思っていた時間がありました。
ただ、プライドよりなにより現場で数字が取れないことは、当時耐えられない空気感だったため、比較的すぐに(ここは素直)必死こいてやみくもに新規テレアポの毎日にシフトしていました。

異動前の部署では、飲食店向けにテレアポしていて、全国でも数百人の同期の中で、上位一桁の成績だったわたしが、、なぜ??
すごく自信があったんですね~。もちろん、今振り返ればたった1年のビギナーズラックなのに。当時はそれがわからない。

だから、異動後なかなか成果が出せない。異動した部署は、法人向けの光回線やネットワークサービスの営業組織で、企業へのテレアポがメイン。飲食店やサロンではないので、相手の部署もたくさんあって、キーマンにつないでもらうのが難しい。でも具体的にやり方を変えるわけでもなく、教わるわけでもない。一人もんもんと悩んでいました。

お世話になんかなってないけど初めての会社にお世話になっております〜↑↑と甲高い声でテレアポ。というか当時は、その甲高い声でお世話になっております~↑↑っていう声をだすのがテレアポだと思っていました。

電話口の受付の方にだいたい門前払いというか、「いま席外してますー」とかそういうやんわりしたお断りをくだされていたんです。
なかなかアポがとれない。
そんなとき突然ななめ前の席から声が。

もっと低い声で。声のトーンさげてごらん。

え?
受話器をおいて、声の方をみると、

高い声ださない。女はわざとらしいくらい低い声でテレアポしたほうがいいよ。アポとれるよ。

…え!!!?  女性のかっこよ先輩のAさん!

その女性は1つ年上で女性同士でつるんだり群れることなく自分を貫いている雰囲気があって、当時の私にはすごくかっこよくうつってて。
だから声かけられたのも嬉しかったんだけど、その一言だけ残して、いってきまーす/~~~とかっこよく風を切るように去ってしまった。

1人オフィスに残されて、声が高いってなにー?って。これがテレアポのときの声じゃないの?みたいな気持ちで受話器持ったまま少しの間フリーズ。
高い声ださないわざとらしいくらい低い声を出す。」
先輩の声を脳内リピート。あ、たしかにあの先輩は落ち着いて低い声で話してたきがする。、、あれ、私ってテレアポのときの声、そんなに高いかな?
すごく恥ずかしいような、悔しいような。。
次のテレアポでいわれたとおりめちゃくちゃ低い声をだして。

  • 私:「株式会社ーのーですが、、、」

  • 相手:「・・少々お待ちください。」

ルルル~♪

  • 相手:「はい。お電話かわりました、XXですー。」

受け付け突破の魔法


先輩に言われた”わざとらしいくらい低い声”で、受付を突破し、キーマンにつながった。提案内容の頭出しをして、アポも取れた。
もしかしたら、偶然かもしれない。
たまたま、アポ取れる相手だったのかもしれない。
けれど、けれど、そんなかっこよくアドバイスをくれて、素直に実践して成果が出たら、信者になるとはいわないけれど、全身で感謝の気持ちが溢れました。

受け付け突破のための声トーンは別。

巷によくある営業ノウハウ本や、ブログなどには、電話のアポイントでは明るいトーンで。とあるのですが、決して高い声でとは書いてないんですよね。
トーンを上げるのと、高い声をだすのは違うんでしょうけど、実際にトーンを上げようとすると高くなってしまう。私の個人の見解としては、このトーンを上げるのが高い声に結果的につながってしまうのかな?なんて思ったり。
若い女性だと特に声が高いし、テレアポで「よくある営業」と思われて受付がマニュアル通りに対応してしまうので、突破できないのかもしれないですね。トーンをあげるのは、キーマンにつながってから。受付電話では、できる限り低い声が効果的です。

営業で行き詰まったとき、低い声を意識する

それから、私は営業でテレアポを武器にしていたのですが、その会社でも、転職先でも、当時の女性普段、普通にテレアポしているときで、うまくいっているときはそのままでいいと思うのですが、なんか調子わるいな~ってときは決まって低い声をだすようにしています。

今の時代もまだまだ、結局電話営業は存在します。

もし、悩んでいる人がいたら、是非、低い声チャレンジしてください。16年間色褪せない。私が太鼓判の方法です。

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