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Mariage Frères パリ本店にて

本当はこの週末に行くはずであったベルギーを泣く泣く諦めた私。埋め合わせにと、友達の誕生日祝いも兼ねてSalon du théに行くことにいたしました。

場所は、私の以前のnoteにも登場したマダムがオススメしてくれたMariage  Frèresの本店。そのときの記事はこちら。

マレ地区というパリでも随一のおしゃれスポットにあるお店。ドアが開いた途端に広がる素晴らしい香り。それだけでもううっとり。今回はお昼過ぎに行って、2人ともブランチを頼みました。はじめに出て来たブリオッシュは紅茶の香りがするし、一緒に出してもらったクリスマス限定フレーバーのTea jellyはもうとてつもなく美味しいし・・・もちろんメインも美味しくいただきました。ところどころ日本風で、日本×フランスの素敵空間でした。

紅茶は、私はブレンドのexotiqueをチョイス。友達はmarco poloでした。もうこれまたとてつもなく美味しい。匂いはmarco poloの方が強く、しっかりとしていて、exotiqueはバラが優しくかおる紅茶でした。店員さんが華麗な手さばきでブレンドしているのを正面に、ポットがすっかりからになるまで飲みました。なんて贅沢なんだろうか!

そして極め付きはデザート。ショーケースの近くまで足を運び、その場で説明してもらって選ぶスタイル。なんと「さくら さくら」というさくら味のケーキがあったので思わずそれをチョイス。(ちなみにフランス語だと、発音はさくはさくは、みたいになる。)

ふわふわした白いムースのようなものに、さくら味のジャムみたいなのが入っていて、土台はグラノーラがタルト状になっていました。

一口食べた瞬間、美味しすぎて・・・なんとなんと涙が止まらなくなってしまったのです。いやいやなんで自分泣いてるんだとあたふたしながら、でもポロポロと涙こぼしてしまいました。美味しいものの力というのはほんとうに偉大ですね。今週の辛かったこととか全てが報われた気がしました。私はこの幸せ、救済を受けるためにパリに来たのかもしれない。そんな風に思わせられる経験でした。幸せってこういうことだと。友達と贅沢をして美味しいものをいただくことであると、そう思いました。素晴らしいひとときでした。

このお店にはきっと戻ってくる、そう思います。

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