#73 盛花観水型 かたむけるかたち 2022/9/14
盛花観水型(尺一)
〈花材〉
・紅すもも
・竜胆
・尾花
・観水型の副枝は前傾させる。
・中間枝となる紅すももは主枝の1/2くらい。(傾斜型のように高く挿し、懐を作ることはしない。)
・役枝・中間枝以外の紅すももは主枝・中間枝の間、主枝・副枝の間、副枝・客枝の間に挿す。
・中間枝の竜胆は紅すももより高め。
・客枝の竜胆の左下に大きめの竜胆を入れ、根締まりよくする。
かたむけるかたち(あすか)
〈花材〉
・アレカヤシ
・姫ひまわり
・デンファレ
・ふうせんかずら
・アレカヤシは端と端を引っ張りながら捻ると立体感が出る。
・ふうせんかずらは何周か円を作り、茎のお尻だけ水につける。
⇒他の花材がひっかかり、止まりやすくなる。(草留め)
・花意匠の瓶花では主枝の花留めを利用し、竹串などで十文字を作り、他の草花が止まりやすいようにしても良い。
・花首が定まりづらい花材を利用していたり、止まりにくい花材の場合はきちっと止めることを意識しすぎず、自然の風が通るイメージで良い。
思ったこと・感じたこと
観水型は2回目だった。まだ全然型を覚えられていない。間合いの作り方が他の盛花に比べて全然手探り状態。
あすかでのかたむけるかたちはあぁでもないこうでもないと格闘の末、やっと思うところに収めたひまわりがスッと沈んでしまった瞬間肩を落とす私を見かねた先生にささっとお直しをしてもらってできあがったもの。先生がお花を触った途端、さっきまでの格闘が嘘のように言うことを聞いているように見えるのは魔法使いなの?と3年目も変わらず思う。
薄の入れ方だったり、あすかへの投げ入れだったり、ここに入れたい!という気持ちを優先してしまって、最終的にはゆったりとした雰囲気にならずまだまだだ〜...。
晩夏(?)ならではの秋の花材・夏の花材に触れられて楽しかった◎