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ドイツのパーマカルチャーガーデン

デンマークに滞在していたとき、Workawayというサイトを通して住み込みでボランティアをしていました。
あるとき、ふとドイツの検索をしてみたところ、デンマークよりもパーマカルチャーを実践しているホストが多いことに気がつき、すぐに2ヶ月間ドイツに行くことに決めました。

パーマカルチャーとは、パーマネント(永続性)、農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー)の3語を組み合わせて造られた言葉で、永続可能な農業をもとに永続可能な文化、つまり、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法だと定義されます。

日本ノハム教会
B&Bの受け入れもしているホスト。北側の壁を緑化することで冷暖房が削減できるそう。

ドイツではパーマカルチャーを取り入れた暮らしをしている3家族のお宅で住み込みをさせていただきました。

それぞれに、自分たちの暮らしに取り入れやすい方法で環境負荷の低い暮らしを実践されていて、こうしなければならないという窮屈さよりも、こうしてみたいという楽しむ気持ちを感じました。

自然素材を使ってセルフリノベーション。
トイレには雨水を活用。外にはコンポストトイレも。
羊や鶏との暮らし。食べるものを自分で育むこと。
少量多品目でのびのびと成長するハーブたち。

一言でパーマカルチャーとはいっても、やり方は人それぞれ。
その中でも共通して感じたのは、すでにあるものを活用すること・新しく買うものは環境負荷の低いものを選ぶこと・自然と動物とも共生していくこと・シェアする気持ちを大切にすることでした。

日本とは気候も文化も異なりますが、日々の暮らしの中での取り組みは、日本の暮らしでも取り入れたいと思えるものも多くありました。

また、古くから伝わる”足るを知る”という心や”侘び寂び”は、大切にしなければならない日本の心だと再認識することができました。


manami

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