一度口に出したことはなくならない。本当に…?
金曜の15:46。金沢行きの新幹線。いまはもうすぐ富山を過ぎるところ。あたりはホワイトアウトしていて、駅で買ったコーヒーは飲み干してしまった。(3時間半も乗るんだから、大きいサイズにしておけばよかった。自由席だから車内販売はなし。)数ヶ月ぶりの出張、新幹線。こんな時期に…と思うけれど、うきうきしながら家を出てしまった。消毒はがんばろう。
新幹線の中で仕上げようと思っていた企画書がうまくいかない。途中で読み始めたきくちゆみこさんの「inside of inside is outside ( now we can go anywhere)」。2020年自粛期間中の私的な日記。読んでいたらなんだかむずむずしてしまって、超久しぶりにnoteを開いた。
16:20、金沢着。今15:53。金沢に着くまであと30分。書けるかな。書けるところまで書いてみよう。
一度口に出したことは無くならない。
これはここ半年くらい感じていたこと。…マイナスの意味で。きっかけはビジネスメール。自分からしたらすごく理不尽なことを、文字で、言葉で浴びた。受け取った時は放心してしまって、半日泣きながら大好きな人にチャットで話を聞いてもらって、なんとか折り合いをつけた。自分の力ではどうしようもなかったので、人の力も借りて。
なんだか気持ちの整理がつかなくて、そのあと何人かに話を聞いてもらったり。その度に泣いていて、一つのことでこんなに傷つくの久しぶりだ!とびっくりした。
ただ、この感じすごい知ってる。
私、人にこういう傷つけるメールを送ったことがある。と思う。3年前、気合いを入れて頑張っていた(と思っていた)時期。「気が狂ってた時期」と一笑してしまってた。「きちんとやらないあの人が悪い」「あの人は何しても傷つかないから」って相手にどんどん甘えて、辛辣なメールを送ってた。「自分が一番頑張ってる」って思ってた瞬間。
本当に、あの人はあの時大丈夫だったのだろうか。
ううん、そうじゃない。どこまで自分本意だよ、と思うけど…自分の中に、こんな、どうしようもなく「どうにかなってしまいそう」な部分があるのが怖い。追い詰められた時に出てしまう人間性。モンスターが数匹、内在している感覚。あ、泣きそう。
モンスターは年々育っていってる。
年齢、性別、決定権や発注権…立場という甘い言葉に惑わされて、相手との関係性を見誤りそう。なにかしらの権力を持った時に、周りがそれに合わせて動いてくれてるのを「自分が認められてるからだ」「偉いからだ」と勘違いしてしまう。
だから、思ってない対応が来た時に激昂してしまう。そういう土壌が自分にある。
謙るのでもなく、対等であるという意識を持つとか
自分が権力を持っている構造だとか
そういうのを自覚し続けるしかないんだろうけど
今既に自分がやばい奴である可能性を考えて(かなりある)かなり落ち込んだ。
あーーー書ききれない。16:18。金沢に着くアナウンス。
もうちょっと書きたいけど、でももう、この新幹線に葛藤を置いていくと思ったので。今日はここまで。
悲しい標でも、いま置いておかないと、戻ってこれなくなっちゃう。そんな気がしたので。おわり!