あべ まなみ

言葉の企画2020 3番 ディレクターです。 グラフィック、詩、生活が好きです。

あべ まなみ

言葉の企画2020 3番 ディレクターです。 グラフィック、詩、生活が好きです。

最近の記事

一度口に出したことはなくならない。本当に…?

金曜の15:46。金沢行きの新幹線。いまはもうすぐ富山を過ぎるところ。あたりはホワイトアウトしていて、駅で買ったコーヒーは飲み干してしまった。(3時間半も乗るんだから、大きいサイズにしておけばよかった。自由席だから車内販売はなし。)数ヶ月ぶりの出張、新幹線。こんな時期に…と思うけれど、うきうきしながら家を出てしまった。消毒はがんばろう。 新幹線の中で仕上げようと思っていた企画書がうまくいかない。途中で読み始めたきくちゆみこさんの「inside of inside is ou

    • -なんで言葉にするんだろう。

      「言葉にできないものがあるんです。」 「言葉にしないと伝わらないよ。」 会社に入ってすぐ、私は先輩とぶつかった。 尊敬してやまない先輩。同じ美大で勉強してきたはずなのに、理知的で筋が通ってて、全部が正しいことのように聞こえた。(実際そうだった。) だからこそ。これは小魚の骨みたいに、つっかえたまま残っていた。 (言葉を通さずにビジュアルにした方が、柔らかいままでいられるんじゃないの。) 言葉としてすくい取ると、 指の隙間から砂のように抜け落ちてしまう。 形にした瞬間に崩

      • 自己愛の時代。なのかもしれない。

        書いておきたい、と思った。 まとまらないけど書きます。 もう少し先の自分のために。 今という時代の気分を見つめ、時代に名前を付けてください。 言葉の企画 3回目は名付けの企画。すごくいいお題だと思った。 しばらく考え、こんな感じかな、と出したものの あまり納得がいかない。 提出した夜に、友人と話した。 嫌いって言われたけど、 私もあなたが嫌いです! って言えてたから大丈夫。 友人が小学生の時に通っていた、 近所のそろばん教室での話。 そろばんが嫌すぎて裏口から逃

        • あざとくて何が悪いの? |言葉の企画 7.11

          小さな幸せは 根っこで大きな幸せと つながっているから ジグソーパズルの 一片ではない -谷川俊太郎『幸せについて』(ナナロク社) 初対面で花束をもらう。 誕生日が近かったから。 はじめてのことって、 まだまだ身近にあるのかもしれない。 そんなことを思った7月だった。 言葉の企画 2回目は、『テレビの企画』テレビ朝日の敏腕プロデューサー芦田太郎さんをゲストに2時間。 事前課題は「ゴールデンタイムの番組の企画」。 (芦田さんも事前に115人の企画書に目を通して…それもすごい

          自分を開け、他人を受け入れろ |言葉の企画 6.13

          たまに、理解することよりも 誤解することの方が、ずっと楽な時がある。 大学の後輩じゅの の言葉。 韓国から来て、美大を出て、日本で働いている男の子。 去年、小さなギャラリーでことばの展示をしていた。 ノートにしたためた言葉を展示していて、そのひとつをもらってきた。 大事なことなので、忘れないように家の壁に飾ってある。 はじめまして。あべ まなみと申します。 阿部広太郎さんがBUKATSUDOさんと開講している 言葉の企画2020に参加しています。 きっかけは昨年

          自分を開け、他人を受け入れろ |言葉の企画 6.13