出産のお話4☆入院4日目・41w2d 緊急帝王切開
入院4日目・41w2d 緊急帝王切開
少し寝れて、朝になった。
陣痛の間隔は10~20分は相変わらず。今日の午前中に緊急帝王切開。
手術をしたことが無い私には未知の世界だし、恐怖もあった。
今朝からは断食で水分も控えていた。
午前中に帝王切開する予定だったが、急に陣痛がきた人がいたらしく、ちょっと待ってと言われて待機。
そして双子で緊急帝王切開になったらしい。私に用意していたのを使われたような気がしてずっと何日も陣痛に耐えていた私は苛々してしまった。
入院してから、私より後に来た人が私より先に何人産んでいっただろう。
普段あまり怒りを露にしないのに、苛々。
入院してから、毎日「まだ産まれないのか?」と電話してくれた祖父に遂に4日目の電話にしてブチ切れ。
毎日来てくれたり泊まってくれた妹の「いつ産まれそう?」に対しても「私が1番知りてーわ」とブチ切れ。
空腹と陣痛で切れやすくなっていたのかもしれない。
昼時。
手術前なので引き続き断食。
前の人が出産して手術台で休んで処理して片付けてたから、また暫く私は待機。
先生も気にして「午後に手術するので、もう少し待ってて、ごめんね。」
と様子を見にきてくれた。
準備に下の毛を今度は全部脱毛される。
陣痛はあるものの、ブラジリアンワックスかVIO脱毛しとくんだったなーと思った。
PM3:00 遂に緊急帝王切開開始。
分娩台に上がる。狭い気がして転げ落ちてしまわないか心配になった。
尿道カテーテルを入れられる、違和感はあったが陣痛より痛くない。
点滴が挿し難くて看護師さん達は苛々していた。数日前から点滴したりしてたから挿しにくいし血管見付からないみたいだった。
先生が来て、背中?腰に麻酔。体を団子虫のように丸めて注射。分娩台の上で陣痛ありながら丸めるの辛い。何とか麻酔出来て、仰向けになって麻酔効いてきたのか、確認してた時は話せていたがその後に心拍下がりまくり吐き気。また吐く。朦朧とした白目剥きまくりの中で普段穏和な先生が怒鳴っていた。「点滴入ってないじゃないか!なんで確認しないんだ」
心拍50切る位になっていた。
酸素マスクつけたり、外して吐いたりしながら死を覚悟した。
私が死んでも赤ちゃんが無事に産まれてくれたら私の母と妹が育ててくれるだろうって他力本願。
陣痛でも吐いて、帝王切開でも吐くんだなーって。
酸素マスクしてても苦しくて酸素マスクとりたくなって看護師さんに「とっちゃだめ。酸素マスクしてた方が楽だから。目閉じないでこっち見て」って。
心拍少しずつ上がってきて手術開始。
切られてる違和感はあるものの痛くはない、吐き気もおさまってきていた。
そして、赤ちゃんが産まれました。
自然と赤ちゃんが見えた時に涙が出ていた。
後産処理中にまた吐き気、白目。
本当に白目剥きまくり。赤ちゃん近くに連れてきてくれて、名前プレートの名前確認したら吐いた。離れたところの赤ちゃん見ながら気持ち悪さに耐えた。白目剥きまくりでまた死ぬ寸前な気がしたけど、産まれる前とは違って「この子を守らなきゃならないから私は死ねない」って強く思って意識飛ばないように踏ん張った。
娘が初めて会う母親が白目とかカワイソウ(笑)
あまり泣かなくて、ちゅぱちゅぱしてて可愛かった。
よく顔はみれなかったけど。
そして縫ってもらって手術終了。
しばらく分娩台で休んでいて、看護師さん達が片付けてるのを見ていた。
太めで重い私を看護師さん数人が分娩台からカートに乗せてくれて、病院でもカートからベッドへ。
「すいません、重いですよね」って謝ってる私がいた。
母が待っていてくれて、そして仕事終わりの妹が駆け付けてくれた。
私は赤ちゃん見にいけなかったけど、母と妹が見に行ってた。妹は写メ撮ってきてくれて見せてくれた。世界一可愛い我が子。
夕食も断食。ガスが出るまで断食らしい。水分は良いらしくてコーヒー飲もうとして看護師さんに注意されるというつくづくアホな私でした。
麻酔と痛み止めの点滴とでぐっすり寝落ちしたが、夜中痛くて痛み止めの注射を肩にしてもらい、また寝ました。