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感覚機能「講義グラレコ紹介」⑭2024

今回のグラレコ紹介のテーマは「感覚機能」です。生物が外界の情報を受け取り、周囲の環境に適応しながら生きていくためには、感覚機能が必須です。一部のヘビは体温のある動物から発せられる赤外線を感じ取って、位置を認識することができます。ちょうど、赤外線の強弱を可視化したサーモグラフィーのような感じです。これにより、暗闇でも獲物の位置を知ることができます。赤外線を目で見ているわけではないのですが、感じることができる…いったいどんな感覚なのか想像がつきません。このヘビの赤外線検知には、TRPA1チャネル(ワサビ成分の受容体)が関わっています。
同じ地球上で生きていても、生物によって知覚している世界は大きく異なります。どんな感覚を感知するかは、「どのような刺激が存在するか」ではなく、「どのような感覚器官をもっているか」で決定されます。
では、早速グラレコを見てみましょう。


視細胞を中心にまとめています。独自にまとめてくれてわかりやすい。
感覚器全般についてコメントを添えてまとめています。
感覚受容細胞は、細胞膜に存在する受容体によって外界からの刺激(エネルギー)を受容します。受容体は大きくイオンチャネル型とGタンパク質共役型に分けられます。どの刺激がどんな受容体によって受容されるか、細かく見ていくと面白いです。
なぜ、歯学部なのに目のことを学習するのか?と思う人も多いでしょう。シェーグレン症候群について知る必要があるから、、だけではありません。視細胞における光受容メカニズムを応用した技術を用いて、歯学の基礎研究が行われたりしているんです。
一個一個絵にかいて理解しようとしていてgood(・∀・)イイネ!!
光受容のメカニズムは他の感覚受容メカニズムと比較してもかなり細かいところまで分かっています。深く掘り下げて勉強していてすごいですね!

次回のグラレコも楽しみにしています!

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