声が出る仕組み:講義グラレコ紹介 歯学科 摂食・嚥下Ⅱ 2022
今回の講義内容は吸啜・嘔吐・発声と構音でした。進化の過程において、ヒトとチンパンジーなどの霊長類は喉頭下降の現象が起きます。そのおかげでより複雑な構音ができ、ヒトは高度な言語を話せる機能を獲得したかもしれません。その代わりに、誤嚥を起こすリスクは他の動物と比べて高くなりました。一方、言語機能障害を有する家系の遺伝子を調べたところ、FOXP2が同定され、”言語タンパク質”として注目されています。
では、学生さんの講義グラレコを紹介していきましょう!(徐嘉鍵)
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喉頭部の解剖像は教科書と変わらないレベルです。講義内容の要点をよくまとめてくれています。🌸
嘔吐の仕組みをよく理解しています。嘔吐の生理学的意義についてもよく説してくれています。👏
吸啜の機能についてよくまとめてくれています。発声時の声帯振動もうまく工夫して、説明の仕方が上手です。🌸
吸啜・発声に関する機能の検査は歯科医療現場で遭遇することがよくあります。例えば、高齢者は入れ歯を装着する時に発音の検査が必要で、口蓋裂の乳児には吸啜機能の回復はとても重要です。各機能の仕組みをしっかり理解してください。また、皆様からの素晴らしい作品を待ち望んでいます!🐭
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