生物ってどうやって繁殖するの?【動画解説】#00005
動画解説
生物の生殖方法は大きく無性生殖と有性生殖に分けられます。今回は、無性生殖について解説しました。無性生殖では、①雌雄という概念が当てはまらず、したがって②配偶子を形成することなく、つまり③減数分裂の過程を経ず、だから④乗換えも起こさずに、遺伝子レベルでは親である個体と全く同じ個体(クローン)が作られます。動画では、高校生物でも習う分裂、出芽、栄養生殖を取り上げました。
ただし、生殖においても、多様な生物のすべてを完璧に分類することはできません。例えば菌(カビやキノコなど)は胞子を形成しますが、減数分裂をして胞子をつくったり(有性)、減数分裂を経ずに胞子を作ったりします(無性)。胞子生殖と呼ばれます。生物ってホント色々です。
補足・修正
星の砂は、ホシズナという和名を持つ有孔虫の殻です。有孔虫の殻は外骨格を形成しています。つまり殻が体の一番外側にあるということです。ウニの殻は「内骨格」で殻の外側に表皮が存在します。星の砂の殻は「ウニの殻とよく似ているけどちょっと違う」って感じです。またカイメン(海綿動物)は網目状の内骨格をもちます。スポンジはその骨格です。ちなみに海綿動物は英語でスポンジ(sponge)、そのまま~。
ジャガイモはナス目ナス科ナス属、サツマイモはナス目ヒルガオ科サツマイモ属の植物でした。「科」から違いますので、動画の小野先生は「同じイモなのに!」と言ってましたが、実は「ぜんぜん違う」植物でした。もちろん吉野も知りませんでした~。
ジャガイモの場合、食べている部分は「茎」です。地下にある茎なので「地下茎」と呼ばれています。サツマイモでは、食べている部分は「根」です。様々な形に肥大しているので「塊根」と呼ばれています。ジャガイモとサツマイモは「同じイモなのに!」ですが、生物としても食べている部分も違っていました。だから味も「ぜんぜん違う」んだ~!?
編集者から
使用機材
変更ありません。詳しくはこちらを参照してください。今回から撮影部屋を変更しました。そして、いよいよピントがボケるようになってきたので、カメラの買い替えを検討し始めました。
テロップ
話す人によってテロップの色を変えてみました。吉野先生は緑色、小野先生は紫色です。色を変えることで誰の発言なのかすぐに分かります。質問の部分は左上にテロップを表示させました。
BGM・効果音
今回も効果音を多用しました。BGMの音量はちょうどいいですね。動画投稿から4か月が経った今、効果音はもう少し小さくてもいいかなと思いました。