コンプレックス
これはモデルでしかないが。
こいつに触れてしまうんだよなあ、何故か。すると烈火の如く怒る。
本人は触れられたくないだろうが、そのままにしとくとよくないんだよなあ。
頼まれてもいないし、専門家でもないのに。
「コンプレックスのほとんどが対人関係の中で刺激され、感情的な反応として表れる。」
「コンプレックスを完全に取り去ることは不可能。コンプレックスについて自分自身と対話することによって、矛盾した感情をコントロールし、コンプレックスとうまく付き合っていくことが大切」
ということは、まずは潜んでいるコンプレックスを明らかにしないといかんよね。
そのきっかけは、感情なんだろうか。
コンプレックスとシャドーの関係がいまいちわからない。
天外 伺朗さんは、「運命のシナリオ」の中で、「天敵」と表現されているのが、それなんだろうが。「シャドーのモンスター」と言っておられた。
父親や母親との関係性を解消しないと、いつまでもまとわりつき、人間関係を壊してしまう。
3年から5年は無理だから、プチ教育分析なんて受けることできないのかなあ。
コンプレックス
「図解雑学 ユング心理学」福島哲夫著
●感情に色づけされた心的複合体
では、ここからユングの理論の具体的な解説をしていこう。人はだれしも、自分自身でも不思議なほど強い感情的な反応をしたり、妙にこだわったりしてしまう特定のことがらを持っている。 たとえば、特定の話題になると妙に頑固になったり、興奮したり、 その場では表面に出さなくても、次の日までも不快感が残っていたりするということがある。
学歴や容姿、金銭、性の話や地位や収入などに関する話題に対してそのような反応をする人が多い。 しかも、この感情的な反応は単なる道徳観や倫理観から来る批判とは違って、基本的には「とにかく気にくわない」とか「自分の方が正しいしすぐれているはず」というような感情が中心なのだ。 このような反応を引き起こす心のはたらきをユングは 「コンプレックス」と名づ
けた。 定義としては「感情に色づけされた心的複合体」 というものである。
日本語でコンプレックスというと 「劣等感」を指す場合が多いが、ユングの定義からすれば、この「劣等感」とコンプレックスはイコールではない。
たとえば容姿に関する劣等感が単なる劣等意識ではなく、劣等感コンプレックスだった場合、特殊なメイクや奇抜な服装でごまかそうとしたり、異性を次々とハントすることで、その劣等意識を打ち消そうとしたりするという行動に表れることもある。あるいはそのような容姿の源となった親を恨んだり、容姿のすぐれた人をひそかに強くねたんだりするということにもなる。
反対に、単なる「劣等感」の場合は「自分は○○に関して劣っている」という単純な認識や感情であるので、複雑な感情に色づけされた反応は生じない。 「自分は容姿に自信がないから」 と、体型のあらわになる服装や、容姿の善し悪しが問われる場面を素直に避けることになるだろう。
この本は、ユング心理学の全体像を見るにはとても良い。
詳しくは、「エッセンシャル・ユング ーユングが語るユング心理学」を読んだらいいのかな。
「図解雑学 ユング心理学」に掲げられている参考文献
(主に基本的なものの順に読者の理解しやすいもののみをあげた) いやそんなことないやろ。「ユング自伝」「自然現象と心の構造」なんて理解できるかなあ。
『ユング自伝 1、2」 A. ヤッフェ編 河合隼雄・藤昭・出井淑子訳
「『分析心理学」 C.G. ユング著 小川捷之訳
「人間と象徴 上・下』 C.G. ユング他著 河合隼雄監訳
『自我と無意識」 C.G.ユング著 渡辺学 松代洋一訳
『タイプ論』 C.G.ユング著 林道義訳
『心理学と錬金術』 C.G. ユング著 池田紘一 鎌田道生訳
『心理学と宗教』(ユングコレクション3) C.G. ユング著 村本詔司訳
『変容の象徴」 C.G. ユング著 野村美紀子訳
『ヨブへの答え』 C.G.ユング著 林道義訳
『東洋的瞑想の心理学」 C.G. ユング著 湯浅泰雄・黒木幹夫訳
『黄金の華の秘密」 C.G. ユング・R. ヴィルヘルム著 湯浅泰雄、定方昭夫訳
『結合の神秘 I、ⅡI』 (ユングコレクション5、6) C.G.ユング著 池田紘一訳
「自然現象と心の構造」 C.G. ユング・Wパウリ著 河合隼雄 村上陽一郎訳
『空飛ぶ円盤」 C.G. ユング著 松代洋一訳
『ユングの文明論』 C.G.ユング著 松代洋一編訳
『心理療法論』 C.G. ユング著 林道義訳
「個性化とマンダラ」 C.G.ユング著 林道義訳
「内なる異性』 E. ユング著 笠原嘉・ 吉本千鶴子訳
『ユング心理学入門』 河合隼雄著
『ユング伝』 G. ヴェーア著 村本詔司訳
『C.G. ユング記録でたどる人と思想-」 G. ヴェーア著 安田一郎訳
「ロロロ伝記叢書 「ユング」」 G. ヴェーア著 山中康裕 藤原三枝子訳
『ユングとポスト・ユンギアン」 A.. サミュエルズ著 村本詔司 村本邦子訳
『元型的心理学』 J. ヒルマン著 河合俊雄訳
『ユング派の心理療法』 河合隼雄編
『ユング派の臨床』 河合隼雄編
『図説ユング』 林道義
「概念の心理療法』 河合俊雄
『ユング -魂の現実性」 河合俊雄
『ユング for beginners』 大住誠 田島華美
「ユング心の地図」 M. スタイン著 入江良平訳
「ユングの13人の弟子が今考えていること」 A. ケースメント編 氏原寛監訳 ミネルヴァ書房
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