前世療法
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精神に不調を持っていたキャサリンとアメリカの精神科医ブライアン・ワイス博士との実話。
この本を再び読み始めることになった。
キャサリンは、とある美術館のエジプト展に無理矢理行き、しかも古い工芸品の説明をガイドがしている時、その説明の間違いを正した。キャサリン自身すら驚いた。
キャサリンは、エジプトの遺品は好きであったが、古代エジプトの歴史は勉強したことがなかった。
そして、親しい小児科医と、精神科医に、ブライアン・ワイスのところに強く勧められ、物語が始まる。
ブライアン・ワイス博士と催眠導入され、いくつもの過去世を思い出したキャサリンの壮大な実話だ。
この物語が世の中に公表されるまで、四年の歳月を要した。37もの学術論文を出している科学者としての精神科医にしてみれば、過去世のような迷信的な話はとても発表する勇気がなかったのだ。
そして、ある日、シャワーを浴びている時に、これを書かねばという思いが湧いてきて、描き始めた。
催眠下でのキャサリンの過去世の話や中有で出会った、なんらかの「存在」からのメッセージも魅力的だ。
しかし、最初のエジプト展の話、2人の医師からの強い勧め、シャワーの時の衝動もとても重要だ。
実はこの続編もある。「前世療法2」
本棚の本を分類していたら、この本を発見した。
最初に読んだのは、2005年頃だろう。
日本メンタルヘルス協会の研究コースで、催眠の授業の時に教えてもらった。
そこから、古典的催眠療法のセミナーを受講し、東京まで行ってマスターコースも受講した。
そして、エリクソン催眠セミナーも受講した。
キャサリンとブライアン・ワイス博士の物語は、僕にまで影響を与えたわけだ。
蜘蛛の巣のように張り巡らされた、人生の見えない縁。
それはキャサリンの知り合いの2人の医師も、自分自身の縁に関わっているのだ。
さまざまな退行催眠の本を読んだ。
そこから、僕の読書は臨死体験、死者との対話の本まで及んだ。
そして、アガスティアの葉を開くまでに至った。
本棚から取り出した本を、再び読む気にさせたのも、とあるFBで出会った司書さんの投稿からだ。
そして最近は、紫微斗数についてお客さまから知らされ、C.G.ユングに近づこうという意図から、八卦のセミナーにまで参加することになってしまった。
見えているだけの世界だけではない、むしろ見えない世界から、なんらかの働きにより、自分の人生を歩んでいるのだということを実感させられる。
前世があるとかないとかの話ではない、そういう仕組みを、私たちは前世と呼んでいるのだ。
それは迷信でもなんでもない。
その有無を疑うことが、迷いの信心、すなわち迷信だ。
もし疑うならさまざまな観点から調べてみるといい。
結論はそれからでも遅く無い。