3日後に27歳になるわたしへ
10歳の時、学校の授業の一環で未来の自分に手紙を書いた。
たしか“二分の一成人式”というタイミングで、
大人になった自分へはがき一枚に思いを綴るというものだった。
正直どんなことを書いたか、また書いてあったか、全く覚えていない。
いま私は、そんな大人になっている。
一つ歳をとったからって何か大きなことが変わるわけではない。
季節が変わるごとに、1ヶ月経つごとに、1週間が終わるごとに、新しい朝を迎えるたびに、“新しく生まれ変わる”に近しいことがきっと起きてるのだ。
だから、改めて気負う必要はまったくないよ。
知り合いが多いのに、友だちが少なくていいんだよ。
引いた一線を無理に消さなくていいんだよ。
嫌だなと思うSNSは見なくていいんだよ。
消えない傷をたまに思い出して落ち込むのも悪いことじゃないよ。
自分が思っているよりもはるかに
私を「なくてはならない存在」と言ってくれる職場があるよ。
心の底から安心できる居場所があるよ。
たぶんそれが一番幸せなことだと思うよ。
世界がどうしようもないほど喪失感に包まれても、未来が見えなくなっても
いまある命を大事にだいじに生きて、
自分にできる限りのことをしていくしかないんだよ。
決して無理はせず、
私が私であることを許してくれる環境の中で、私であり続けよう。
思い描いているライフプランにこれから色を塗ることになるけど、
何を大切にしたいか、どんな自分でありたいかは時々振り返ろう。
可能な限り自分の理解者でいよう。
関係あるようで関係ないけど、
誕生日当日は、SUPER BEAVERさんの「27」を朝から聴こうと思ってるよ。
大人になったんだ。
27歳のわたしへ、誕生日おめでとう。
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