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誰のための仕事か

臨機応変の妙用は無念無想の底より来る。(山岡鉄舟)

【考えるヒント】
出来の悪いサラリーマンは、上を見て仕事をする。上司の顔色だけを基準にして仕事をするから、出来が悪くなってしまうのだ。なにせ、基準が上司の顔色なのだ。首尾一貫した基準などないからだ。いつも右往左往してしまって、誰のための仕事なのか、分からなくなってしまうからだ。

出来の良いサラリーマンは、誰のための仕事かを理解しているから、ブレがない。一心不乱に仕事に取り組める。上司の顔色で右往左往することがない。なんなら、上司の文句にも反論し、仕事を貫徹するだろう。

私たちは、打算がないから状況に徹底的に対応出来るのだ。誰かのために必死にやっていれば、状況が変化したらしたで臨機応変に対応できる。なにせ、誰かの顔色を見る必要がないからだ。一心不乱に取り組む時、私たちは、心身合一的な状態になり、あらゆる状況の中でも最適な行動ができるのだ。

【考えるヒント・今日の言霊】
2020年9月22日(火)VOL.5034     
作者:中土井鉄信(合資会社マネジメント・ブレイン・アソシエイツ代表)

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