行政経営総合研究所:コンサルティング

失われた30年、そして「失われる40年」が噂されています。国家経営を担う政権、地方経営を担う自治体の責任と自己改革が問われますが、その動きは最少です。変化を嫌う国民にも責任があります。是正の方向を問いかけます。ー行政経営総合研究所(行政経営のProfessional)ー

行政経営総合研究所:コンサルティング

失われた30年、そして「失われる40年」が噂されています。国家経営を担う政権、地方経営を担う自治体の責任と自己改革が問われますが、その動きは最少です。変化を嫌う国民にも責任があります。是正の方向を問いかけます。ー行政経営総合研究所(行政経営のProfessional)ー

マガジン

  • 行政組織の大不振の理由

    失われた30年と40年の足音、成果不足と人口減、そして744の消滅可能性自治体の発生など、行政組織の大不振が続いています。その負担は国民が背負います。放置はできません。原因は成果をあげられない仕組みと体質にあります。その解決策を提案します。

  • 消滅可能性自治体からの脱却戦略

    あとで読む記事をマガジンに保存しておくことができます。不要であれば、マガジンの削除も可能です。

  • 流山経営モデル

    流山市の人口増の背景には、2003年から現在迄の「経営とマーケティング」に関する戦略があります。この考え方と取組を書籍の紹介かと動画で明示します。ご活用下さい。

  • 【ドラッカーに学ぶ公務員の本質講座】

    日本の長きに渡る成果不足とそこからの人口減の背景には、国家と地方の安定と発展を担う首長(総理)と公務員の劣化があります。改革を嫌い、忖度を当然とする傾向の是正が必要です。これには「公務員としての本質」からの検討が不可欠です。その内容を明記します。

最近の記事

■行政組織の大不振の理由(完)/行政のマネジメントの①目的無知、②機能軽視、③付焼刃的での大失敗を阻止する方法。

1.ドラッカーの助言を「軽視」した公的組織♦ドラッカーのマネジメント(経営)は総合的な体系である  ドラッカーは、マネジメントに関する知識を機能として捉えることからスタートします。①知識の機能の有効性、②その機能を発揮するに必要な他の機能との関連、③全体との関連を考えることでの結合、その結合の連続からプロセス化し、④さらにプロセス同士を結合して一つの体系として組み上げ、全体と個別機能との相互調整が可能な総合的な知識体系として、「マネジメントの体系」を構築しました。  ド

    • ■行政組織の大不振の理由(4)行政のマネジメントは「付焼刃的」で課題を悪化させている。

      0.はじめに♦行政の成果不足で危機間近、時間がない  行政はまったくの成果不足です。その象徴は顧客である住民・国民の減少です。日本の人口は現在約1億2435万です。26年後の2050年代には1億人を割ると予測されています。それは東京23区(985万人)、大阪府(870万人)、名古屋市(233万人)、札幌市(195万人)、福岡市(164万人)の人口(計2447万人)がなくなることを意味します。時間がありません、即座の行動が必要です。成果を出せる組織に変わらなければなりません

      • 再生

        ■動画:公務員と行政が『民間組織』を超える日が日本再生のスタートに。

        ■人口減と744消滅可能性自治体の発生などから考えると、現在の成果不足の行政には「民間手法の導入」程度ではなく、「民間企業を超えるマネジメント(経営)力」のある行政が必要です。コンサルティングの実例から、その概要を1分12秒にまとめました。ご利用下さい。

        • ■行政組織の大不振の理由(3)組織の「重要機能」を知らないでマネジメントを実践し大敗している。

          0.はじめに◆ドラッカーが指摘する成果不足の行政組織の深刻な現状  ドラッカーは、活力ある行政が必要とした上で、「行政は病んでいる。それも強力で健全、かつ生気にあふれた行政が必要とされている、このときに病んでいる」とします(『断絶の時代』)。  本稿の「組織とマネジメント(経営)の関連」を確認する前に、以下のドラッカーの動画の内容である「行政組織に関する指摘」を理解し、本稿の理解を深めます。 ―動画の目次―  1. 組織の必要性  2. 行政の病  3. 行政組織の役割  

        マガジン

        • 行政組織の大不振の理由
          5本
        • 消滅可能性自治体からの脱却戦略
          3本
        • 流山経営モデル
          7本
        • 【ドラッカーに学ぶ公務員の本質講座】
          5本

        記事

          ■行政組織の大不振の理由(2)マネジメントを「金儲けの手法」と曲解し、社会的な意義を語らないで大失敗している。

          1.行政組織の大不振の4要因とは◆行政の大不振に対するドラッカーの指摘  前回の行政組織の大不振の理由(1)で述べたように、国家経営と地方経営を担う行政組織の成果不足は深刻です。地方と国全体の衰退につながる「大不振」と言えます。  ドラッカーは、この行政組織の「大不振」に関して、1969年に刊行した『断絶の時代』で、その解決策として「それぞれの領域において、各組織が、自らのマネジメント(経営)のもとに、自らの仕事に献身することによって、行動と成果の主体として活躍する社会

          ■行政組織の大不振の理由(2)マネジメントを「金儲けの手法」と曲解し、社会的な意義を語らないで大失敗している。

          ■行政組織の大不振の理由(1)公務員はマネジメントの「本当の目的(幸せ実現)」を知らないで大失敗している。

          1.行政組織の大不振とマネジメント(経営)の必要性◆国家経営と地方経営を担う行政組織の大不振(下図参照)  世界での日本の深刻な低迷が続いています。国民の豊かさの基準とされる国民一人当たりの国内総生産(GDP:IMF統計)の世界ランキングでは、2000年に世界で2位を記録した後、年々低下し、2010年18位、2020年24位、2022年33位、2024年では38位です。   国際比較では、2000年が日本経済のピークでそれ以降、どの政権も国民の豊かさの下落を止めることがで

          ■行政組織の大不振の理由(1)公務員はマネジメントの「本当の目的(幸せ実現)」を知らないで大失敗している。

          【3】note紙上実践セミナー/動画付:消滅可能性自治体からの脱却講座:市長の自己改革を優先する

          1.「自己改革が伴う改革」を避ける市長と職員■現在の継続には未来はない  「失われた30年」と称される、日本の長きにわたる成果不足とそこからの人口減は、現在の継続では市民の未来はないことを「明確」に証明しています。特に2050年からの消滅可能性が予測される「消滅可能性自治体744」には、これまでの小手先ではない「抜本的な改革の早期の実行」が不可欠です。 ■成果不足と人口減の原因は  自治体の成果不足と人口減の原因の1つに、行政組織に地域社会の安定と発展に貢献できる「成果

          【3】note紙上実践セミナー/動画付:消滅可能性自治体からの脱却講座:市長の自己改革を優先する

          ■動画付:少数だが民間企業を超える「経営とマーケティング」を実践している行政組織があります/「新」地方創生の星★

          1.「先月も今月も来月」も成果不足に!/自己改革を嫌う公務員と行政組織 公務員と行政組織の成果不足は深刻です。その成果不足から、744の消滅可能性自治体は、「先月も今月もそして来月」も、劣化を続けながら住民を失います。  成果不足の公務員と行政組織には、下記の2つに関する改革と仕組みの構築が必要ですが、公務員と行政組織は、自己改革が伴うこの改革と仕組みの構築を嫌い低迷を続けています。  ○組織に成果をもたらす体系は「経営(マネジメント)」。    ○政策に成果をもたらす体

          ■動画付:少数だが民間企業を超える「経営とマーケティング」を実践している行政組織があります/「新」地方創生の星★

          ■ドラッカーマネジメント(経営)は理解から既に「実践の時代」に。行政は成果で社会に貢献せよ!。

          (1)ドラッカーに戻る■いつの間にかドラッカーに戻る  部課長にマネジメント(経営)の本質を説明するとき、ドラッカーの助言を確認し実践します。経営の仕組みを設計するとき、各種の資料を活用した後、その設計目的を確認するため、ドラッカーの各論を参照し実践します。マネジメント(経営)の講演内容は、最後にドラッカーの考え方を確認し理論点検を経て実践します。いつの間にかドラッカーに戻ります。 ■マネジメント(経営)は知識と責任を土台とする実践  世界的なベストセラー『エクセレント

          ■ドラッカーマネジメント(経営)は理解から既に「実践の時代」に。行政は成果で社会に貢献せよ!。

          【2】note紙上実践セミナー/動画付:消滅可能性自治体からの脱却講座:市長は部課長と職員に改革を求める

          1.深刻な地方の衰退■日々未来を失う地方  地方の衰退は深刻です。人口減少と高齢化による財政の圧迫、工場の撤退、商店街のシャッター化、経営者の後継者不足などから地域経済活動が縮小し、そこから地域共助の低下、インフラの劣化、空家の急増などの地域社会の空洞化が生じ、さらなる人口減少と少子高齢化につながる悪循環が各地で加速しています。  魅力ある働く場所が少なくなることから、地域の次世代を担う若い人たちは、生活の充実とキャリア形成を求めて、より大きな街に移ります。特に若い女性の

          【2】note紙上実践セミナー/動画付:消滅可能性自治体からの脱却講座:市長は部課長と職員に改革を求める

          ■1分間動画「流山市人口増戦略完全理解2書籍」の紹介/この2冊で人口増への取組が完全理解できます。

          1.既刊:ロンクセラー『こうして流山市は人口増を実現している』(同友館)の概要(1)3人の導師が示す正道(Right track)です。 ■正道  人口減少と少子高齢化は、日本の喫緊の課題です。この解決の糸口の一つが、本書『こうして流山市は人口増を実現している』(同友館)で明らかにした流山市の人口増戦略の実例です。この実例から学ぶべきことを3つに凝縮すると下記の事項になります。  1.エビデンスのある人口増ビジョンの策定(ビジョン)  2.ビジョンの実現を可能にする経営の仕

          ■1分間動画「流山市人口増戦略完全理解2書籍」の紹介/この2冊で人口増への取組が完全理解できます。

          ■【アマゾン読者書評より】小説よりも読者の胸を躍らせる本  改革当初は「子育てしやすい街」を目標としていましたが、やがて「子供のそばで働ける街」へと舵を切り雇用の創出も!。小説よりも読者の胸を躍らせる地方自治体の冒険談です。ご参考に。 https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E6%B5%81%E5%B1%B1%E5%B8%82%E3%81%AF%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E5%A2%97%E3%82%92%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E6%B7%A1%E8%B7%AF%E5%AF%8C%E7%94%B7/dp/4496053772

          ■【アマゾン読者書評より】小説よりも読者の胸を躍らせる本  改革当初は「子育てしやすい街」を目標としていましたが、やがて「子供のそばで働ける街」へと舵を切り雇用の創出も!。小説よりも読者の胸を躍らせる地方自治体の冒険談です。ご参考に。 https://www.amazon.co.jp/%E3%81%93%E3%81%86%E3%81%97%E3%81%A6%E6%B5%81%E5%B1%B1%E5%B8%82%E3%81%AF%E4%BA%BA%E5%8F%A3%E5%A2%97%E3%82%92%E5%AE%9F%E7%8F%BE%E3%81%97%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B-%E6%B7%A1%E8%B7%AF%E5%AF%8C%E7%94%B7/dp/4496053772

          ■市長さん、小手先の改革ではなく真の行政経営改革で市役所再生を! ・地方が壊れ始めています。市役所の改革が必要です。 ・それは「民間を超える行政経営」の実現です。 ・実現を支援します。 ■当研究所が実現方法を市に提案中■ https://youtu.be/crhdZDBoVTM

          ■市長さん、小手先の改革ではなく真の行政経営改革で市役所再生を! ・地方が壊れ始めています。市役所の改革が必要です。 ・それは「民間を超える行政経営」の実現です。 ・実現を支援します。 ■当研究所が実現方法を市に提案中■ https://youtu.be/crhdZDBoVTM

          ■危機的:無力の地方経営■ ・成果不足と地方消滅が深刻化する自治体 ・その原因は素人経営に ・対策は「民間を超える市役所」の実現に。 ■提供:行政経営総合研究所 #行政経営改革 #市役所経営改革 #人口減 https://youtu.be/uTcVzqrwHw0

          ■危機的:無力の地方経営■ ・成果不足と地方消滅が深刻化する自治体 ・その原因は素人経営に ・対策は「民間を超える市役所」の実現に。 ■提供:行政経営総合研究所 #行政経営改革 #市役所経営改革 #人口減 https://youtu.be/uTcVzqrwHw0

          ■刊行:Kindle版『マイナスから出発した流山市の人口増戦略』 ・消滅可能性自治体からの脱却戦略の明記 ・価格:780円115ページ https://awaji333.jimdofree.com/

          ■刊行:Kindle版『マイナスから出発した流山市の人口増戦略』 ・消滅可能性自治体からの脱却戦略の明記 ・価格:780円115ページ https://awaji333.jimdofree.com/

          【1】note紙上実践セミナー/動画付:消滅可能性自治体からの脱却講座:民間を超える市役所の実現

          1.行政は失敗している 本講座は、「消滅可能性自治体」に関するリモートの講演やリアルセミナー、研修で使用している内容と動画を短縮して紹介するものです。以下の5回で紹介します。 (1回)民間を超える行政経営の実現(市民減に挑む市役所の創造) (2回)市長は部課長と職員を改革する (3回)市長の自己改革が成功の鍵 (4回)部課長の経営力を高める (5回)職員の政策力を高める ♦「無力の地方経営」でさらに悪化する課題  まさに「無力の地方経営」です(下図参照)。人口減、女性離

          【1】note紙上実践セミナー/動画付:消滅可能性自治体からの脱却講座:民間を超える市役所の実現