ECサイトもSEO対策が集客のカギ!ネットショップで検索上位を狙う方法を解説(前編)
ブログでアクセスを集めるために、「SEO対策」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、ネット通販のECサイトも同じです。
SEOは検索上位を狙い、自然流入を増やす重要な役割があります。
多くの企業がSEO対策をするので、難易度が高い部分もありますが、その分成果が出る集客方法ということです。
重要な項目なので、前編・後編に分かれますが、ぜひ参考にしてみてください!
ECサイトにおけるSEO対策 4つの重要性
オンライン上での競争が激化する中、顧客に自社の商品やサービスを見つけてもらうために非常に重要です。
SEO(検索エンジン最適化)によって、検索エンジンの検索結果で上位に表示されることで、サイトの訪問者数を増やし、売上の向上を図ることが可能になります。
1. 自然検索での流入増加
ECサイトでSEOを行うと、広告費をかけずに検索エンジンからの自然流入を増やすことができます。
自然検索での訪問者は、購入意欲が高い場合も多く、コンバージョン(購買)につながりやすいです。
2. ブランドの認知向上
検索結果に上位表示されることで、サイトやブランドの知名度も高まります。
顧客が何度も検索結果で目にすることで、ブランドの信頼感が増し、リピーターやファンの獲得につながります。
3. 広告費用の削減
SEO対策によって検索結果に持続的に上位表示されると、リスティング広告やディスプレイ広告などの有料広告への依存度が減り、広告費を削減することができます。
4. ユーザー体験の向上
SEO対策には、ページの読み込み速度やモバイル対応、適切な内部リンクの構築など、ユーザーにとって快適なサイト設計が求められます。
快適にサイトが利用できることでサイトの離脱率を下げ、ユーザーの満足度を向上させることが可能です。
ECサイトでSEO対策をすべき7つのこと
ECサイトで効果的なSEO対策を行うためには、検索エンジンが評価するポイントと、ユーザーが使いやすいサイトを提供することが重要です。
以下に、ECサイトに特化したSEO対策のポイントをご紹介します。
1. キーワード選定と最適化
ユーザーの検索意図に合ったキーワードを選び、商品ページやカテゴリーページに反映させることが基本です。
例えば、商品名や関連語句、購入意欲の高い検索語(例:「〇〇 購入」「〇〇 通販」)をページタイトルや説明文に含めます。
また、ロングテールキーワード(具体的で検索数が少ないキーワード)も狙うと、コンバージョン率が高いユーザーを獲得しやすくなります。
2. ユーザー体験(UX)の改善
ページ読み込み速度はSEOでも評価されるため、画像の最適化や不要なスクリプトの削除、サーバーの強化などで高速化を図ります。
モバイル対応(レスポンシブデザイン)は必須です。
検索エンジンもモバイルファーストで評価するため、スマホでの使いやすさを重視したデザインと構造にしましょう。
内部リンクの最適化も効果的で、関連商品や人気商品へのリンクを適切に設置することで、ユーザーが興味を持ちやすい他の商品ページへの導線を作ります。
3. 商品ページの内容充実
商品ごとに詳細な説明を含め、独自コンテンツ(他サイトにはない内容)を充実させることで、検索エンジンに好評価されやすくなります。
また、レビューや口コミを活用し、他の購入者の意見や評価を掲載することで、信頼性の高いページとして評価されます。
高画質な画像、動画、3Dビューなども活用すると、購入前に詳細を確認できるページにすることで、ユーザー満足度と検索エンジンの評価が高いです。
4. 構造化データの活用
構造化データを使用すると、検索結果でリッチスニペット(商品価格、評価、在庫状況など)として表示され、クリック率が向上が狙えます。
特にECサイトでは、商品データを構造化し、検索エンジンに正確に情報を伝えることが重要です。
5. サイトの階層設計
シンプルで論理的なサイト階層を作ることが大切です。
カテゴリーページ、商品ページを整理して、どのページからも3クリック以内で到達できるのがベスト。
パンくずリストを活用し、ユーザーと検索エンジンがどのカテゴリに位置しているかを把握しやすくします。
6. 定期的なコンテンツ更新とリライト
季節商品や新商品の追加、キャンペーン情報、トレンド情報を反映させて更新を続けることで、検索エンジンに「活動しているサイト」として認識されやすくなります。
人気商品や在庫切れ商品については、内容の更新やリライトを行い、最新の情報を提供するようにしましょう。
7. 外部リンクの構築(被リンク対策)
他のECモールやブログ、レビューサイトなどからの信頼性のあるリンクを増やすこともSEOには効果的です。
信頼できるサイトからのリンクは、検索エンジンにとって良質な評価とされます。
SNSでのシェア、インフルエンサーとの連携によってサイトへの流入を増やすこともプラス効果です。
これらの施策をバランスよく取り入れ、効果を測定しながら改善を繰り返すことで、検索エンジンからの評価を向上させ、サイトの集客と売上アップにつなげることができます。
ECサイトのSEOキーワード選定6つのポイント
ECサイトのキーワード選定は、集客力を高め、購入意欲の高いユーザーを効果的に引きつけるための重要なプロセスです。
その上で、「キーワード選定」が重要なポイントになるので、プロセスを意識して効果的なキーワードを選定しましょう。
1. 購入意図に基づくキーワード
ECサイトでは、商品に関心があるだけでなく「購入意図」が高いユーザーに訴求することが大切です。
そのため、「買う」「購入」「通販」などのキーワードや、具体的な商品名、型番、ブランド名など、購買行動に直結しやすいキーワードが効果的です。
2. ターゲットユーザーのニーズに合ったキーワード
ターゲットユーザーが求めているものや悩みを想定し、関連するキーワードを選定します。
例えば、美容製品なら「肌荒れ 改善」「乾燥 対策」、スポーツ用品なら「筋トレ 初心者」「ランニング ウェア おすすめ」など、ユーザーの関心や悩みを反映したキーワードが有効です。
3. 競合調査によるキーワード分析
競合サイトがどのようなキーワードを使っているかを調査することで、効果的なキーワードの選定に役立ちます。
また、競合が使用していないニッチなキーワードやロングテールキーワード(具体性のある長めのキーワード)を見つけることも、差別化につながります。
4. 検索ボリュームと競合性のバランス
キーワードプランナーなどのツールで、各キーワードの検索ボリュームと競合性を確認し、ボリュームが多すぎず、かつ競合が少なめなキーワードを狙います。
特に、ビッグキーワード(例:「服」)よりも、ミドルキーワードやロングテールキーワードを活用する方が、購入意欲の高いユーザーを集めやすくなります。
5. 季節性・トレンドを考慮する
季節ごとやトレンドに合わせてキーワードを見直すことも重要です。
例えば、冬には「防寒」「暖かい」などのキーワードが注目され、夏には「UVケア」「汗対策」などが検索されやすくなります。
トレンドキーワードを取り入れることで、タイムリーにアクセスを集めることができます。
6. 関連キーワードやサジェストワードの活用
検索エンジンのサジェスト機能や関連キーワードをチェックすることで、ユーザーが実際に検索している語句を把握できます。
これにより、より具体的でニーズに合ったキーワードの発見につながります。
まとめ:前編
これまで読んでいただき、ありがとうございます。
SEO対策は大変な作業ですが、積み重ねが大切です。
ECサイトはいろいろな商品をアップするので、ターゲット層の検索ワードを意識して、キーワードを盛り込んでいくことがポイントになります。
後編では、ECサイトでのより細かなSEO対策ポイントを解説していきます。
ぜひ、ご覧ください!