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鶏とアヒル

アヒルの親子をチキンランに移したので、大きく成った鶏たちを外に出している。自由に楽しく走り回っている。アヒルや、野性の鶏たちとの関係を気にしたけど、別に恐れることもなく、うまくやっている。

時々餌を食べようとしたら、アヒルにつつかれたり、鶏小屋に入ってこられ、餌を横取りされたりしても、別に喧嘩することもなく、諦めて遠巻きにしている。

アヒルの子供たちも順調に大きくなっている。だがまだまだ、親と一緒に自由にすると、親に振り回されて、死ぬ子が出てしまうので、完全に大人の体系になるまで、閉ざされた環境で飼うしかない。後は、親がどこまでこの閉ざされた環境に我慢し、子育てをするかだ。親鳥により、結構大きくなったら、自由に出たくなり、逃げ出そうとするのも居るし、ずっと世話をするのも居る。ただし、完全に一人前になると、もはや親子は関係ない。

鶏小屋の上で卵を産み、座っていた野性の鶏は、我慢強く座っていたが、遂に一羽も孵らずに諦めた。かわいそうだけど仕方ない。残った卵を見たら、中で死んでいた。

自然は過酷だ。野性の鶏は、マングースや鼠、野性の猫などに襲われ、たとえ卵が孵っても、10羽孵っても、良くて二羽か三羽、大人まで一羽でも残ったら、良い方だ。それでも、野性の鶏は、雄がいつもまわりについていて、守ってくれる。でもアヒルは何故か、雄は一切無関係。だから、卵を産んでも、食事にちょっと離れたすきに、マングースに取られてしまう。だから卵から自然環境で孵ったら奇跡に近い。ここでは3回だけうまく行った。あとは、いつも卵を取られ、それでも座りつづけていたりする。それが一番可哀想だ。

今回はうまく保護でき、しかも、5個のうち、4個孵って、ほんとうにラッキーだった。今回の母親は去年全部取られたから、2回目の挑戦。何とか卵を5個だけでも私自身が確保できて、本当に良かった。もっとも、本人の卵は2個だけだったけど。

正直、これ以上雄はいらないから、雌であることを願っているのだが、、、、


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