10数年嵐ファンの私がようやく気づいた嵐の魅力と彼らから教わった「信じる力」
2020年12月31日。
長い間巻き起こった嵐が、ついに過ぎ去った。
2008年から嵐大ファンの私。大晦日のラストライブ「This is 嵐」を終えて、今もなお思考がフル回転している。
何故私は彼らにこんなにも夢中だったのか。何故彼らが国民的スターになったのか。長らく嵐のファンをやっていながら、言語化できなかった。
でも、ようやく分かった。
嵐が人気なのは、仲が良い明るい彼らを見ていると元気になれるから。歌が良いから。個性があるから。理由を挙げればきりがないのだけど、昨日のライブの嵐の言葉で、アイドルとしてのファンを越えて、人として教わることがあった。そんな最後のライブから感じたことを書いてみる。
当たり前だけど簡単じゃないことを確実にしてきた5人
嵐のライブでは最後に1人ずつ挨拶をする。ぶっちゃけ心にくる言葉を残すのは、大体話上手な翔くんか潤くん。でも今回のライブでは、5人がしっかり想いを紡ぎ、心からの本音が出ていて、どれも忘れられない言葉ばかりだった。
その中で考えさせられたのは智くんと相葉ちゃんの言葉。2人とも嵐の中ではそこまで言語化が得意な方ではないと思っていたけど、最後はしっかり自分の想いを言語化する姿を見て何だか涙が(上から目線すぎる)
「人は変わるものです。でも、僕以外の4人はずっと変わらず、人として当たり前だけど難しいことを、確実にやってきた人たち。人としての気配り、気遣い、人に何かしてもらった時“ありがとう”と言えるんです。」(大野智)
「トップが何かは僕もよく分からないけど、僕以外の4人は人として、人間としてのトップだと思う」(相葉雅紀)
ジャニーズグループの大半が誰かしら辞めているのを見ると、きっと続けていく方が難しい環境なんだと思う。人気が出ない時、逆に人気が出たがために誰かが辞めてしまったり。
そんな中で嵐は全員が同じ方向を向いていたのは、周りの人を信じる力が人一倍あったからなのかな。人気が出なかった時期から、他のメンバーを、ファンを、スタッフを信じ続ける力。売れるかどうかの保証のない芸能界で、嵐は5人とも人を信じ続けて、周りの人と向き合っていた。
それを21年間やってきた5人の本当の強さをひしひしと感じたのでした。
夢を叶えるには信じて強く望むこと
相葉くんはデビューしてからずっと「トップになろうね」とメンバーに伝え続けていた。
トップの定義はきっとさまざまあるけれど、嵐が思うトップにはなれたんじゃないかなと思う。
完全私の解釈だけど、嵐が思うトップは2つあるような気がしている。
1つは、人を信じる心を持つ人としてのトップ。これは先ほど書いた智くんと相葉ちゃんから気づいたこと。
もう1つは、叶えたい夢を強く信じて望む人としてのトップ。
「強く望まない限りは望む未来は描けない」(櫻井翔)
去年11月、アラフェスでの翔くんの言葉が、もう1ヶ月も経ったのに未だに残っている。嵐は「トップになりたい」「夢を叶えたい」と誰よりも強く望んできたからこそ、今があるんだと思う。
私も2019年、きっと自分にはもっとやりたいことがあるんじゃないかと現状にモヤモヤとしていた。自分に出来ることもないし、将来何を望んでいるのかもよく分からなくなっていたけど、2020年には内省の時間を多くとって心から願っていたことをnoteに書いたりエッセイ投稿していくうちに、願っていたことが少しずつ形になって、自分を信じることができていった。夢にもグッと近づいた気がする。
そんな状況と重なったこともあって、夢に近づくために最も大切なのは「強く信じて望むこと」なんだなと嵐から教わりました。
2021年もその先も、嵐のように虹を与えられる人になりたい
たくさんの人を笑顔にした嵐。
人を信じ続けたからこそ、自分たちの夢を強く望んできたからこそ、嵐はたくさんの人を笑顔にしていった。そんな彼らが歌う姿はいつだって懸命で、感情がこもっている。上手下手はともかくとして、心の込め具合はアーティストの中でもトップだと思う。
最後、嵐が過ぎ去る前に、このことに気づいて良かった。
嵐が過ぎ去った後も、嵐から教わったことを忘れずに過ごしていこう。
「嵐が去った後は、虹がかかった空が皆さんの前に広がりますように」(松本潤)
紅白という場で全国民の前で、松潤が伝えた言葉。日本国民に虹をくれた嵐。
10数年嵐を見てきて、最後にようやく嵐から教わった。まずは小さなことからでも、身近な人に感謝を伝えることから始めてみよう。私もどんなに小さくてもいいから、虹を作れる人になろう。彼らが帰ってくるまでに、虹を作るんだ。
嵐のいる時代に生まれて良かった。嵐を信じてファンでいて本当に良かった。ありがとう。
これからもずっと、ファンとして、人として、嵐を応援します。