料理下手で横着者が辿り着いた、自炊のマイルール
なんかすごいタイトルにしちゃったんですが、「料理が嫌い」って方の中には、私と同じで
洗い物めんどくさいんだよ~!
具材切るのめんどくさいんだよ~!
なにもかもめんどくさい!買った方が手間かかんないじゃん!ウーバーイーツは神!
レシピ見て作るのだる~い!
食材まとめ買いしても、どれをどう使えばいいかわかんね~!
みたいな方も多いんじゃないでしょうか?
多いと言ってほしい。さみしいから!
なので、今現在、暗黙のマイルールとして、こういう感じのことをひっそりと掲げています。↓
肉や魚は油敷いて焼いて塩コショウでも振っとけばおいしくなる!
野菜は冷凍のカット野菜が大変便利!
自分で食材カットするときも適当でOK!
困った時は酒と醤油とみりんをひと回しずつかければなんかそれっぽくなる!バター入れてもおいしいね!
洗い物を最小限にしたけりゃ丼にしちゃうとめっちゃ楽!
↑これもめんどかったら皿も箸も使い捨てのものでおk!
汁物はだしか味噌を入れとけばなんとかなる!具材多めにすればおかず不要!一汁一菜!
レシピ本のレシピは調味料だけある程度忠実にしてれば、多少具材が違おうと、おいしい!!忠実に作ろうとしない!めんどくなるから!
食材を焦げさせちゃったり、腐らせちゃったりした時でもくよくよせずに次!そういうときもある!
私はいつも完璧を求めて苦しくなっちゃってたので、一人暮らしを始めた時にいろいろ探った結果、こういうスタンスが楽で、楽しいってことに気がつきました。
これをベースにその日の気分で適当になんやかんや作ってると、自分でもまあまあおいしいものが作れるんです。
丁寧な手順とかなくてもいい!
今付き合っている彼氏は、こんな感じで作ったものでも、なんでもおいしいと食べてくれます。
彼氏が作った料理も、基本同じような感じで作ってるらしくて、これもまた同じくおいしいです。
もちろん、丁寧に作りたい人は丁寧に作った方がもっとおいしいかも!と思います。
自分のやりたいようにやったら良くて、料理って正解がないんですよね。
私は、20歳くらいの時、高校生の時の友人に、
「あんた、(当時の)彼氏と同棲するんじゃって?ほんなら、女なんじゃけ、料理くらい作らんと!女なんじゃから!」
みたいなことを言われました。
それまで自炊というものに全く縁がなく、実家で、毎日ご飯を作っている母はすごいな~、よく作れるな~と、他人事のように見ていました。
で、そんな料理未経験の私が、いきなり大人になったら「女なら料理を作れないと」と言われ、なんで女だからって料理を作るのが義務やねん~うるさ~と内心思っていました。
というかまあ、今でも思っていますが…。
(最近は男性の自炊率も上がっているし、男性で料理上手い方もたくさんいらっしゃるし、女がその辺全部背負う必要のない社会に感謝しています…)
一応レシピ本を買って、それ相応に作ろうとしてみたものの、
めちゃくちゃめんどくさい。
多分ちゃんとした家庭料理のレシピ本を買っちゃったので、手順が細かい。
例えば、味噌汁を作るのでも、粉末だしではなく、かつおと昆布から丁寧に出汁をとるみたいな作り方が載っていたわけです。
でも、粉末だしがなんなのかもよく分からず、
「ちゃんとしてそうな本にちゃんとしてそうな手順が載っているのだから、この手順通りに作らないと…」
と、一応レシピ通りに忠実に作ろうと頑張っていたのです。
もうこの時点でだいぶめんどくさくて、
「こんなのが一生女の仕事なの、面倒すぎて耐えられない!!」
と思っていたわけですが、ある日、私に向かって(当時の)彼氏が
「このみそ汁は…う~~ん、80点!!!!」
と言ってきたのです。
なんでか分からないけど、当時の私は、丹精込めてめんどくさいながらも作った味噌汁に点数を上から、しかも満点でない点数をつけられたことに、ひどく怒りを覚えました。
で、その日だったか別日だったか忘れましたが、私が寝ていて、「何か物音がするなあ」と軽く目覚めた時に、(当時の)彼氏が、私が作った味噌汁を、排水口にこっそり捨てていました。
一生懸命料理を作って、こんな仕打ちをされるのは耐えられない!!
と思い、それから一切料理は作らなくなりました。
まずかったのか分かりませんが、私自身はおいしくできたなあ~と思いながら食べていたのです。自分のためならともかく、他人のために作ってまずいと捨てられるために、あのめんどくさい工程を踏んでいたのかと思うと、ひどくむなしい気持ちになりました。
そこから、そんなに好きでもなかった料理そのものが大嫌いになり、しばらくは全く自炊をしなくなりました。
今みたいにいろいろ作ってみよう!とチャレンジ精神が芽生えているのは、今の彼氏が「え?これが80点?なんで?おいしいじゃん」と言ってくれたのと、一人暮らしによって自由の利く生活ができるようになり、「自分のおいしいと思ったものは、全部一億点じゃない?」という気持ちになることができたからです。
その他、親に自分の作ったものを「食べたくない」「微妙」と言われたことも、料理嫌いになった理由の一つですが、書くと長くなってしまいそうで、というか、私が書くのを飽きてしまいそうなので、このへんにしておきます。
他人に言われた言葉でやる気なくすことが多いな~私は。