世界の解像度が変わるとき

スズメが可愛い、ハトも頑張っている、カラスにさえ応援したくなる。

「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」ということわざがあるが、その逆を感じることがある。つまり、「坊主可愛けりゃ袈裟まで可愛い」である。

我が家は文鳥を飼っている。亡くなってしまったシルバー文鳥と現役の白文鳥たちだ。
朝起きると「ピッッピッ」と鳴き、部屋を飛び回り、腕や肩の上でうとうとしたりする。仕事に行くときに、こちらを見てくるまなざしに目をとられ、リモート作業にしようかなと考えることもある。

こんなに鳥が可愛いと感じることになるとは、思ってさえいなかった。目を向けることすら、もしかしたらなかったかもしれない。
こんなことを繰り返すたび、人はどんどん丸くなっていくのかもしれない。丸くなるのも悪くないなと思う。

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安田 学
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