「秋田工業高校×秋田中央高校戦」を見て

今日は、第99回全国高等学校ラグビーフットボール大会秋田県予選決勝戦

「秋田工業高校×秋田中央高校」

の試合を見た感想を書こうと思います。

僕の勝手な見立てでは・・・秋田工業高校が有利だと思っていました。
まずは、先天的な部分です。
選手の個々の能力で分があると考えたからです。
次に、今年度の試合結果です。
今年度になってから、秋田工業高校は秋田中央高校に負けていません。
このことから、秋田工業高校が有利に試合を進めるだろうと考えました。

結果から申し上げると、僕の見立ては全く外れました。
試合のほとんどを秋田中央高校が試合を支配することになりました。
ATは、キックを有効に使って敵陣で試合を進めることができていました。
DFでは、何度もジャッカルに成功して秋田工業のATを寸断していました。
中央高校側からすると、意外と安心をして見られた試合だったのではないでしょうか。

秋田工業工業側からすると、想定外はATにあったのではないかと思います。
数少ないながらも、敵陣深くまでは何度か攻め込むことがありました。
そこでのボールの動かし方に疑問を感じました。
僕としては、もっとボールを動かすべきだと思いました。
確かに、自分たちの強みはFWにあったと思います。
確かに、自分たちの強みはBD周辺のパワープレーにあったと思います。
しかし、それをあまりに重視し過ぎて、ATのテンポを自ら崩していたように思いました。
自分たちが十二分の体勢を整えるために時間を掛けて、相手に十分な姿勢を整えるための時間を与えていたように見えました。
ま、この点に関しては今年だけの課題ではないかと思いますが・・・。

秋田中央高校、一般的にはBKを中心とした展開型のチームだと思われていたかもしれません。
テレビの実況&解説の方も、そのようにコメントされていました。
僕としては、秋田中央高校の強みはFWにあると考えていました。
ゴール前に侵入すれば、LOからのドライビングモールでトライを取る計算はある程度立っていたのではないかと思います。
御所実業高校仕込みのドライビングモールですね。
背が小さいと言われていますが、逆に地上戦では有利だったのではないでしょうか。
ウエイトトレーニングを含めて、しっかりと鍛えられているイメージを持っています。
ここ数年間だったり、秋田中央高校が全国大会に進むときは、その部分で強みを持っていたと思います。
新人戦を見ていても、その部分はしっかりと鍛えられている印象があります。

何はともあれ、秋田中央高校が2年連続で全国大会に出場することになりました。
夏の甲子園に続いて、秋田中央高校が進むことになりました。
残された時間は約2か月です。
開催中のラグビーワールドカップを見ても、準備の重要性は明らかです。
そして、しっかりとした準備をしたチームが勝利に近付くこともまた明白です。
準備万全の状態で、全国大会に臨んでもらいたいと思います。
僕は・・・OBとして、しっかり寄附をいたします!!!

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