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普通の子の中学受験、恐るべしMARCH付属(合格へのヒント)
ここ数年、MARCH付属は人気があり、入るのが難しくなっていると
よく聞くようになりました。中学受験までして、御三家、早慶を狙わない
(狙えない?)なんて残念という風潮もありますが、我が家は
ほぼ小学5年生から中学受験をはじめて、なんとかかんとかMARCH付属に
届いたレベルでして(汗)。2月1日の1回目は✖、2月3日の2回目で〇の、
ぎりぎりの滑り込み組です。
受験後、2月3日の結果が塾の報告にて発表され、驚いたのは、
合格平均点が昨年より20点アップし、倍率は5倍以上あったこと。
私の予測では、倍率はせいぜい4倍だろうと。
けれど、2月1日の1日に、通常の男子合格人数が今年は10人位多く、
そのため2日2日は10人少なくなっていました。それだけ1日から
MARCH付属を本気で狙う人の学力レベルがアップしてきたのだと
思います。
この結果を見て、改めてこわくて震えました。
「よく、受かったな」と。本当に誰が受かっても、落ちても、おかしくない。
これが、人気校のこわいところです。
もし、今、MARCH付属にお子さんを入れたいという方がいたら、
全力で「倍率に気をつけろーーーー」とお伝えしたいと思います。
でも、なぜ、当初の偏差値40台だったうちの子が合格できたと
思います? いや、偏差値が上がったんでしょ、
と言われるかもしれませんが、偏差値高くても、合格率が高くても
残念ながら落ちる場合もありますよね。
ちなみに、合不合テストのうちの子の合格率は最低20%、最高40%。
これだと普通は落ちます・・・。
絶対にお子さんの涙を見たくない、合格させたいと思うなら、
学力をその学校の試験レベルまで“仕上げる”しかありません。
その基準となるのが (あくまで、私の感覚値なので、ご容赦を~)
(1)その学校の偏差値+2~3=偏差値55の学校なら57~58。
(2)過去問の合格最低点+50点以上。
まず偏差値については、倍率の高い学校(3倍以上)は、
学校が提示している偏差値では厳しいことが多いです。
特に、MARCH付属は、上位層が抑えとしてやってくる学校なので、
偏差値は高めに設定しておかないと、その日、優秀層が多く受けていたら、
平均の偏差値は高くなっていて、彼らに押しのけられてしまいます。
(子どもが合格した学校の説明会では、うちは倍率が高いので
公表している偏差値+5くらいは必要ですと、おっしゃっていました・・・
私的には、それはちょっと高くみすぎかなと)
過去問については、合格最低点は毎年20~40点前後、差がでることが
あります。お友達の受けた埼玉のある学校も、去年より50点アップし、
抑えのつもりが、まさかの不合格だったといいます。
うちの子の場合も、昨年より20点合格最低点がアップしました。
そして、忘れてはいけないのが、子どものメンタル。どんなに
普段できる子でも、緊張すれば20~50点ぐらい下がります。
うちの子の場合、過去問はいつも合格最低点の+40点以上は
とっていました。
だから、ガチガチで受けた1回目は落ち、平常心で受けた2回目は、
受かった。常に+40点を出せるようにしていたので、合格最低点が
20点アップしても、押し出されなかった、というのがみてとれます。
本当に、上記の2点の基準は、私の感覚的なものなので、
皆さんすべてにあてはまりません。けれど、偏差値+2~3、
過去問+50点に仕上げているお子さんが冷静に受験できたら、
おそらく不合格になることはないと思います。
そんな、高い基準をつくれば、誰でも受かるよ!と思われるかも
しれませんが、人気沸騰のMARCH付属中で合格をもぎとろうと
思うなら、それぐらいの用意周到さが求められているということを
今回、痛感しました。皆さん、本当に「仕上げてきて」いますから、
MARCH付属とあなどることなかれ。細心の注意が必要です。
子どもの通っていたW塾では、子どもが合格したMARCH付属に
受かったのは、うちの子と、その2つ上のクラスのお子さん1人だけでした。
きっと2つ上のクラスのお子さんは、第一志望ではなかったでしょう。
そんな子が抑えにきているのが、今のMARCH付属です。