普通の子の中学受験、2021年入試偏差値と進学実績からみる志望校選び
こちらの記事、かなり前に書いたものです。保存したのを忘れておりました~(汗)2021入試偏差値のことを書いていますが、すでに第1回合不合テストの偏差値もでておりますね~(汗)。ざっくりと各学校、それほど大きな変化はないように感じました。↓
先日、大手塾(S塾)に通って難関女子中に合格されたお子さんが「自分は大手塾だったから合格できた。小さい塾に通う友達は第一志望残念が多かった」という趣旨の話をしていて、子どもながらのストレートトークに冷や冷やしつつも「なるほどねー勉強になります!」と思わずにはいられない私でした(汗)。
実際に大手塾に通ったお子さん自身が、塾のカリキュラムや合格のノウハウの重要性に気づけるとは・・・塾がすごいのか、このお子さんが賢いのか。まぁ、私個人としても、うちの子が通ったW塾(特にW塾個別)の付属中への押し込み力のすごさには、感嘆しましたが!
2021中学入試結果偏差値、でました!
さて、2021年入試偏値も各塾出揃い、さまざまな記事で取り上げられていますね。以下は、Y偏差値の2021年入試偏差値です↓
受験生を抱える親御さんはすでに確認されていると思いますが、首を長くして待っていたわりに「そんなに変わっていない」というのが素直な感想です(笑)。うちの子どもが通うMARCH付属中も、その他のMARCH付属中もほぼ昨年と同じではないでしょうか。目新しいところでいえば、広尾学園小石川が1回目の入試に関わらず、すでにY50にのせてきているところに、今後のさらなる上昇を予感させ、2022年組以降の受験生は気が気ではないですね。
一方、各学校の合格実績も出揃ってきました。詳しくは、各学校のHPでチェックするのがいいかと思いますが、東大合格者の学校リストからチェックしてみるのもオススメです。
普通の子の中学受験でも、東大合格者ランキングは見逃せない!
普通の子の中学受験を考えているのに、東大合格なんて意味ないのでは?と思うかもしれませんが、いつの時代も東大合格数は学校の人気バロメーター。中堅の学校でも1人でも東大合格者を出していたら、翌年の受験者数が増える傾向があるので要チェックです。上記のインタエデュのページからは、東大合格の数だけでなく、各学校の合格実績の情報にも飛べるので各校を手軽に確認することができます。
私も、うちの子どもが通うMARCH付属中の進学実績から、MARCH以外の大学に行く人の学校名、医療系の大学に行く人の数をチェック。そこから、どういう志向の学生がいるのか、学校の方針なども、みえてきます。
合格実績のほか、特選クラスの有無もチェック
開知日本橋学園は、第一期生が東大合格1名をはじめ早慶上理に38名の合格者を出しています。入学偏差値Y40半ばで、この進学実績は素晴らしいと思います。その他の中堅校でも、東大1名以上出しているところは、とてもスゴイことなのですが、ここでチェックしていただきたいのが、「特待クラス」があるかどうか。学校全体の偏差値がY40~50位でも、特待やS特選クラスが用意されている場合は、Y60前後のお子さんが入学しているため、その層が合格実績を稼いでいることが多くなります。ただ、一定の優秀層がいると、それに引っ張られるように中位の生徒達も切磋琢磨して学力を伸ばしていくので、勉強するにはいい環境だと思います。
大学実績だけでなく進学実績で実情をつかむ!
また、合格実績だけでなく、進学実績(数)も確認できるならチェックしておくことが大事だと思います。合格実績は、1人の優秀な子が、いくつも合格している場合もすべて人数に入れてしまっているため、実際の数が把握しにくくなります。逆に進学実績は、一人1校となるので、実際にこの学校からどこの大学に何人行ったかがわかり、実態が把握しやすくなります。
合格実績や進学実績、東大合格者数、最新の偏差値、そういうデータを基にその学校の立ち位置や今後のポジショニングの変化をつかめるといいですよね。あとは、あいかわらずの付属校の人気、英語教育やICT教育への実行力などで、受験者数の増減がみられると思いますので、そういった流れもしっかりみていく必要があると思います。
志望校選びは、マイホーム選びに似ている!?
志望校って、マイホーム選びに似ているなと思います。どのエリアがいいか、いくらぐらいの家がいいか、どんな雰囲気がいいか、などなど。そして、30年後もその家が立派に存在しているかどうか。今の情報だけでなく、長期的な目でもしっかり選べるといいですよね。時代の流れもあるので、なかなか難しいですが・・・(汗)