普通の子の中学受験、午後入試を味方につける!
子どもの学校の校則がなかなか厳しいので、昨日子どもが髪を切りにいくのにつきあってきました。おとついは、子どもと歯医者。そこで思ったのが、いつまで親は歯医者や散髪についていくのか。(早く1人で行ってほし~い!)中学生でまだまだ小柄なうちの子に親がついていくのは、ごく自然な風景に映りますが、これが同じ中学生でも170cm位のお子さんだとちょっとおかしな光景かも? なんてどーでもいいことを考える今日この頃です。(本当、どうでもいい・・・W)
近年の中学受験は短期決戦! 2月1日~3日で勝負は決まる!?
さて、先日から「近年の中学受験は短期決戦」であるとお伝えしてきましたが、それとセットで大事なのが「午後入試」です。東京に限っていえば、例年2月1日~5日が中学受験の山場。ほとんどの難関校、人気校の受験日は、2月1日~2月3日までに集中するので、この間にどれだけ早く〇をとるかが鍵になってきます。4日、5日は、いろいろな学校で〇をとれなかった子たちがわんさか押し寄せ、5~10倍ほどのさらに過酷な争いとなるといいます。(聞くも涙、語るも涙・・)
まず、ほとんどのご家庭が2月1日は、第一志望校または第二志望校(第一志望が2日以降の試験の場合など)を受けるかと思います。1日がどの学校も倍率が低く、受かりやすいんですから! で、1日に第一志望校〇なら、めでたしめでたしでしょうが、中学受験は何が起こるかわかりません。合格率80%でもまれに落ちることはあります。100%ではないですからね(汗)。だから、「午後入試」なんです!
午後入試は選び放題で、合格しやすい!?
午後入試は、1~2教科の試験が中心で、偏差値帯もY30~60まで幅広くあるので、お子さんが入学してもいいかなと思える学校がいくつかあるはずです。午前中に4教科の試験を受けたお子さんでも、午後1~2教科なら何とか対応できます。特に、1日は子どもの方もまだまだ体力があるので大丈夫。
うちは、2月1日に第一志望のMarch付属中を受けて、午後March以外の付属中の2教科入試を受けました。結果は、2月1日午前が✕で、午後は〇。この時、2月受験ではじめてもらった午後の〇は、子どもに大きな喜びと安心感を与えてくれました。
そして、2月2日は、午前4教科(March以外の付属中)で〇、午後2教科(March以外の付属中)で〇。〇が増えるたび、子どものテンションがどんどん上がっていくのを感じました。
2日午後に受けた付属中は、Y60近い学校でうちの子にとってはチャレンジでしたが、まさかの合格。ただし、ここにはちょっとしたカラクリがあります。午後入試というのは、教科が1~2教科と少ないため、偏差値は高めにでます。午後入試のある学校は、自分のところが併願校として選ばれるのを想定しているため、合格者を多めに出します。子どもには、そんなカラクリについては言いませんでしたが、午後受験は午前に比べて合格しやすいという側面もあります。入学手続きの締め切り日が近づくと、その学校から「入学をお待ちしています」という趣旨のメールが何回かきました。第一志望組が多い学校では、これほどの手厚いアナウンスはないかと思います。
午後入試なら、偏差値高めの学校も狙える!
これを逆手にとれば、午後入試をしている偏差値高めの学校は、かなりの狙い目。1日にどこかで〇をとれているなら、2日以降の午後入試はチャレンジ校を入れるのもアリです。1つでも〇をもっている子どもというのは、驚きの安定感をみせることもあるので。
結果、うちの子どもは、2月2日までに3つの〇をもって、意気揚々と3日の第一志望March付属中2回目に挑み、本人にとって一番ほしかった〇をいただくことができました。もし、2月1日午後の〇がなれば、2日午前の〇も、午後の〇もなかったかもしれません。実は2月1日の午後は、子どもの持ち偏差値より5~7ぐらい下の学校を選び、手堅くいきました。1日の午後は、午前の第一志望が✕の可能性も十分にあるので、必ず〇をとることを目標にしました。それは、何度もお伝えしているように「近年の中学受験は短期決戦」だからです。
1日でも早く〇をとることが勝負を分ける!
1日でも早く〇をとることが、中学受験全体の勝敗に大きく関わってきます。そして、その〇は、たとえ午後受験であっても入学してもいいかなと思える学校を選ぶこと。行く気持ちのない学校に時間を割くのは、もったいないだけ。そんなことをしている余裕なんて中学受験にはないんです。それなら、入学してもいいと思える学校を探して受験させてあげてください。
知り合いの方が、2月5日の受験の重苦しい風景について、切々と語ってくれたことがあります。それはもう聞くにたえないほど、親も子も過酷な状態。そんな、まさかがあるのが中学受験です。だからこそ、1日からしっかりと〇をとりにいく。それには「午後入試」をうまく味方につけることだと、声を大にしてお伝えしたいと思います。
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