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『時間をブロッキングする』 効率を極める勉強法・時間管理の5つの基本

勉強の優先順位を決める際、マトリクスを利用する方法が有効です。このマトリクスには、重要度を表す縦軸と緊急度を示す横軸が設けられ、これらの軸に基づき4つの領域が定義されます。これらは勉強の優先順位を考える際の基準となります。
領域は以下のように分けられます:

①重要かつ緊急な勉強
②重要だが緊急でない勉強
③重要でないが緊急な勉強
④重要でも緊急でもない勉強

おそらくみなさんにとってこれらの中で最も優先度が高いのは「重要かつ緊急な勉強」ではないでしょうか。続いて「重要でないが緊急な勉強」に優先順位が置かれることが多いように思います。計画無しに勉強を始めると、しばしば緊急な宿題やワークに時間を取られがちです。

ただし、受験勉強ではこのアプローチには注意が必要です。緊急性が高い勉強に偏ると、学力の積み上げが難しくなるためです。特に、長期間を要する弱点の克服や読解力の向上、応用問題への取り組みが疎かになりがちです。これらは、受験生が学力を高めるために必要不可欠な勉強です。最近、点数が伸び悩んでいるかも、とお悩みの受験生がいればその原因はこのことかもしれませんね。

では、どうすればよいのでしょうか?

「重要だが緊急でない勉強」への取り組みを提案します。緊急性が低いため、時間をかけてじっくり取り組むことができます。
そのためには、「時間をブロッキングする」が有効です。あらかじめ弱点克服に必要な勉強時間を決め、その時間を他の勉強に割かないようにします。ブロッキングはスケジュールを立てる際に、事前に計画することが重要です。まずブロッキングする時間を確保し、その後で他の学習計画を立てます。たったこれだけのことですが、重要な勉強に腰を据えて向き合うことになるため、効果は大きいです。

時間を決めて、きちんと向き合うこと

この方法を取り入れることで、効率的に弱点を克服し、学力を向上させることができます。ぜひ試してみてください。

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