中学受験から高校受験へ ”V字回復” を描こう

春の陽射しが芽吹く季節、新しい中学3年生になる君たちへ。

中学受験の結果に納得がいかず、まだ胸の内に「あの時」の記憶を抱えているかもしれませんね。浜松西高中等部や静大附属浜松中の受験で思うように結果が出なかった経験は、確かに大きな挫折だったでしょう。でも、高校受験に向けた新たな旅路が始まる今、この経験をどう捉え直すかで、これからの1年が大きく変わります。

「過去について嘘をつかない」というのは私がいつも大切にしている言葉です。中学受験でうまくいかなかった現実から目を背けるのではなく、しっかりと向き合うことこそが、V字回復の第一歩です。

ある生徒さんの話をします。小6の時に浜松西高中等部の中学受験では夢が叶わず、公立中学に進学した彼は、最初はやる気を失っていました。でも中3になる春、「過去は変えられないけど、未来は自分で創れる」と気づいたんです。彼は過去の経験を分析し、自分の弱点と強みを正直に見つめ直しました。そして、中学2年間の読書で身につけた思考力と、レバレッジを効かせた勉強方法と時間術を活かして勉強に取り組んだ結果、見事に静岡県下最難関の浜松北高に合格したのです。

この春からの高校受験対策で大切なのは、以下の点です:

まず、中学受験の経験を強みに変えることです。一度受験を経験している君たちは、初めての受験生よりも心理的に有利です。緊張感の中でも冷静さを保つ術を知っているからです。

次に、定期テストを大切にすること。日々の学習の積み重ねが内申点を上げ、受験の選択肢を広げます。

そして、自分だけの学習スタイルを確立すること。中学受験の時とは異なり、今の君たちには3年間の学びがあります。どんな勉強法が自分に合うのか、すでに感覚をつかんでいるはずです。

最後に、目標を明確にすること。「なぜ勉強するのか」という問いに自分なりの答えを持つことで、日々の学習に意味が生まれます。

一度の挫折で終わりではありません。むしろ、この経験があるからこそ、高校受験では大きく飛躍できる可能性を秘めています。中学受験で培った基礎力と、この2年間で身につけた思考力・判断力が、きっと君たちを支えてくれるでしょう。

「過去にこだわらず、未来を変えていく」—この言葉を胸に、新たな挑戦を始めましょう。まなび研究所は、君たちの高校受験に向けた旅に、温かく寄り添います。

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