News in Brief (26 June 2023) メモ #29
今回のニュースは、「アフリカの角」(Horn of Africa: エチオピア、エリトリア、ジブチ、ソマリア、ケニアが含まれる地域) の飢餓問題について。
今回の記事では、6000万人が食料不安 (food insecure) に陥っていると書かれていました。
気候変動のせいで、3年にもわたる干ばつ (a three-year drought) が発生し、洪水 (flooding) も起こっています。何百万人もの弱い立場にある人々 (vulnerable people) が飢餓に直面しています (face hunger)。一方で、スーダンの紛争が難民数を押し上げているようです (push up refugee numbers)。
国連世界食糧計画 (the World Food Programme or WFP) のシニア・エマージェンシー・オフィサー (Senior Emergency Officer, SEO) であるドミニク・フェレッティ (Dominique Ferretti) 氏によれば、2016年以来、アフリカの角における食料不安 (food insecurity) は倍増していて (have doubled)、7カ国で約6000万人 (nearly 60 million people) に影響を及ぼしているそうです。
ソマリア (Somalia) と南スーダン (South Sudan) の83,000人以上が飢饉の危機に瀕していて (on the brink of famine)、週に1、2度しか食事かとれない状況のようです (eat only once or twice a week)。
フェレッティ氏は、「黒海穀物イニシアチブ」(the Black Sea Initiative) が更新されない可能性 (a potential non-renewal) があり、このアフリカの角のエリアに影響があるのではという質問に回答していました。
氏の回答をまとめると以下です。
「黒海穀物イニシアチブ」は、東アフリカだけでなく、アフリカ全体にとって非常に重要 (absolutely critical)。
もし更新されなければ、食料価格が非常に高くなる (see much higher food prices)
すでに食料価格が高いため、家計が基本的なニーズを満たせず (house holds are not able to meet their basic needs)、複合的な影響 (compounding effect) が起こる
苦しい状態が続いている一方、人道支援活動家 (humanitarians) は対応を拡大している (scale up one's response)そうです。ただ、深刻な資金不足の只中にある (amid severe underfunding) とのこと。
国連食糧農業機関 (Food and Agriculture Organization of the United Nations, or FAO) と WHO は、緊急対応に主眼を置いた体制 (a system focused mainly on emergency response) から、危機を予測し、緩和する (anticipate and mitigate crises) 体制にシフトする必要があることを強調していました。
この実現のためには、気候変動への適用 (climate change adaptation)、水の管理 (water management)、現地の食料生産拡大 (local food production) へ資金を投じる必要があるようです。
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