News in Brief (30 June 2023) メモ #33
今回のニュースは、ミャンマー軍が人道支援を妨害していること (Myanmar’s military’s obstruction of humanitarian aid) は国際犯罪 (international crime) になる可能性があるという内容。
国際連合人権高等弁務官事務所 (Office of the High Commissioner for Human Rights, or OHCHR) によれば、ミャンマー軍 (Myanmar’s military)は、民間人を殺害し (kill civilians)、食料や家屋を破壊し (destroy food and homes)、最も弱い立場にある人々 (the most vulnerable)が人命救助の支援を受ける (receive lifesaving aid) のを阻害しているそうです。
OHCHR のミャンマーチーム代表 (the chief of OHCHR’s Myanmar team) のジェームズ・ロードヘーバー (James Rodehaver) 氏は、2021年2月のクーデター (their [= the country military rulers] February 2021 coup) 以来、軍部は市民を服従させる (subjugate the civilian population) ために「恐怖感」 (a climate of fear) を植え付け (instill)、支援にアクセスすることを制限しているそうです (restrict aid access)。自由に使えるあらゆる手段を使って、市民社会を締め付けています (use all means at their disposal to clamp down on civil society)。
ロードヘーバー氏によれば、ミャンマー軍は民間地域 (civilian areas) で重火器 (heavy weaponry) を使ったり、空爆 (airstrikes) を行ったりしているだけでなく、村の焼き討ち (the burning of villages) や紛争から逃げてきた人々 (people that flee conflict) が家に戻れないように地雷 (landmines) を使ったりしているそうです。
また、食料貯蔵庫や農作物や種子売り場を焼き払ったり (burn food stores, crops and seed stores)、医療施設を破壊したり (destroy medical facilities)、医療従事者を標的にしたり (target medical workers) しているそうです。
5月に発生したサイクロン「モカ」の後 (in the aftermath of deadly Cyclone Mocha)、軍は人道支援に対してさらに制限を課したそうです (impose further restrictions on humanitarian assistance)。軍部はいったい何がしたいんでしょうね。自国をここまで痛めつける意味が分かりません。権力維持に目が奪われてしまうと、周りが見えなくなるのでしょう。
ミャンマーの全人口の3分の1 (a third of the overall population of Myanmar) にあたる1,760万人以上 (over 17.6 million people) が援助を必要としている (be in need of aid) そうです。
OHCHRは、人道支援に対する意図的な妨害や拒否 (intentional obstruction or denial of humanitarian assistance) は深刻な国際法違反に相当する (amount to serious violations of international law) 可能性があると指摘していました。
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