News in Brief (02 August 2023) メモ #55
今回は「アースオーバーシュートデイ」(Earth Overshoot Day) に関する記事。
「アースオーバーシュートデー」とは
だそうです。人間活動による環境負荷を可視化する目的があるそうです。biocapacityという用語は初めて知りました。
という解説が上記の引用元で書いてありました。
国連環境計画 (United Nations Environment Programme, or UNEP) の事務局長インガー・アンダーセン(Inger Andersen)氏は、今年の「アースオーバーシュートデイ」を記念して「自然の銀行が提供できるものは限られている」(“Nature’s bank can deliver only so much.”) というメッセージを出していました。
氏はツイートで、世界は今年分の自然資源の予算 (natural resource budget) を公式に超えた (officially exceed) と述べていました。
「アースオーバーシュートデイ」は、人類の自然資源に対する需要が、地球の再生産能力 (the Earth’s capacity to regenerate) を超えた時期を示すために開かれています。例えば、漁業 (fisheries) は、地球自身のシステムによって年内に補填できない (can’t be replenished) レベルまで枯渇しています (depleted)。
地球は1970年代初頭にオーバーシュートに突入し、それからずっと「生態学的赤字」(生物資源の「使いすぎ」) の状態にあるそうです。「50年以上にわたるオーバーシュートの累積が、耕作地の生産性の低下、漁場資源の枯渇、森林伐採による生物多様性の損失、地球温暖化などの問題につながっている」と上記の引用元に書いてありました。
国際資源パネル (the International Resource Panel) のデータによれば、世界の国土面積 (the world's land area) の約25%がすでに資源開発によって環境が悪化しており (be already degraded from resource exploitation)、平均で (on average) 毎日一人当たり、水、食料、エネルギー、金属類、鉱物類 (water, food, energy, metals and minerals) など33キログラムの資源を利用しているそうです。
この「アースオーバーシュートデイ」は1971年の12月25日に宣言されました。しかし、1970年代以降、世界の年間採掘量 (annual global extraction of materials) は、3倍増加しており (triple)、今年の8月時点で (as early as August this year)、人類はすでに炭素、森林、漁業 (carbon, forest and fisheries) など分野における、地球が1年で生産できる資源 (Earth’s annual resources) を使い果たしている (consume) しているそうです。
この時期にちょうど、世界気象機関 (the UN World Meteorological Organization, WMO) が7月は記録上最も暑い月になる見通しである (be on track to be the warmest month on recod)ことを述べていました。グテーレス氏も、気候変動の影響は悲劇的な規模になっていることは明らかだ (the consequences of climate change are as clear as they are tragic) と述べていました。