経営数字との付き合い方(1) ー自己紹介ー
今回は自己紹介なので記事全文が無料で読むことができます。
合同会社manabicoの鶴ケ谷典俊といいます。弊社ではケースメソッド型セミナーの企画から実施までを担当しています。いわゆる研修講師というのが現在の私の仕事の大きな部分となっていますが、私自身のビジネスパーソンとしての下地は前職(東証一部上場の化学メーカー)での財務と経理の経験にあります。前職ではこのベースの上に事業部門で損益に責任をもつ仕事もしていました。
つまり、わたしのビジネスパーソンとしての前半は数字をつくり、後半は数字を分析し、実際の実務に活かしていく経験を積みました。
数字をつくる側と使う側の両方を経験できたことは、弊社の経営においても、そして他社様の経営を見るときにも非常に役立っています。
とは言え、経理に配属されるまでは簿記を全く知りませんでした。数学が得意だったわけでもありません。今でこそ笑い話ですが、仕訳で貸借を間違えて、預金残がマイナス百億円とかそんなバカみたいな伝票を切りそうになって当時の経理課長に呆れられた記憶もあります。
こんな数字を扱うことが得意とは言えない私でしたが、業務の経験を通じて数字がわかり・使えるようになりました。これらの前職での経験と現在の研修講師としてのスキルを用いて、みなさんには「数字の繋がりがわかり、訪問看護ステーションの経営に活かせる」ようになっていくお手伝いをできればと考えています。
上場企業の経理の仕事
毎月月初に経理の締め切りが終わると、そこからが仕事の本番でした。誤っている仕訳を修正し、損益分析を行い、関係会社の損益も取りまとめ、取締役会への報告資料を作りるというのが毎月の決まりでした。そして、四半期決算のための監査対応、短信・有報の作成、期末後半には予算会議の準備と資料作成もありました。会計制度の変更対応や役員への説明などもあり、実地棚卸しで工場に行くこともありました(この辺りに出てくる単語の意味が不明であっても全く問題ありません)。
こんな生活を4年くらい過ごしました。そうすると大体、16回の開示業務を経験したことになります。簿記について全くの素人であった私も、この経験によって、数字についてのアレルギーが全くなくなりました。大体数字を見れば、その会社の状況がわかりますし、知りたい情報をどのように入手すれば良いかもわかるようになりました。
数字の繋がりがわかると訪問看護ステーション経営に活かせる
訪問看護ステーションの経営においては色々な数字と出会うことであると思います。例えば、売上金額や従業員の給与、あるいは訪問件数です。いわゆる、財務諸表に関係するものだけではなく、訪問看護の経営実態を知るための数字はたくさんあります。
例えば、資金繰りに頭を悩ましている経営者の方は少なくないと思います。その資金繰りが悩ましいという状況は実は損益計算書や貸借対照表に現れてきます。資金繰りの悩ましさを解決するための打ち手も、実はこれらの財務諸表を見ることで検討することができます。
これらの数字がどのように関係するのか、このことが息を吸って吐くような形でわかるようになると経営はとてもやりやすくなると思います。
この勉強会でみなさんに提供したいもの
様々な数字がどのように関係しているのか、そのつながりをまず知り、そして改善に向けた行動を検討できるような、そんな思考方法を皆さんには身につけていただく「響き合って学ぶ場」を提供したいと考えています。
公表されている上場企業の有価証券報告書は皆さんと学ぶのに最適な教材になります。訪問看護事業をされている他社様の公開情報も非常に示唆があります。こういった教材を利用しながら、勉強会に参加されているみなさんの会社の状況もお聞きしつつ、数字とどのように付き合えばいいのか、について学びます。
勉強会の皆様へ
響き合って学ぶ場を共につくっていきましょう。どうぞよろしくお願いします!
と、いうことでこちらの勉強会は初月無料ですのでご興味ある方はぜひお気軽にお試しでご登録ください。
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