MANABICA(まなびか)

学びや教育に関する対話カフェ・読書会・勉強会を実施/部活:BOOK CLUB, 映画会

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最近の記事

シネマ・ダイアログ『PERFECT DAYS』開催レポート

10月19日(土)『PERFECT DAYS』のシネマ・ダイアログ・オンラインを行いました。 主催含めて4名。初参加の方が1名です。 まずは、ざっくりと感想を聞きました。 「手作りをすることが好きなので、平山さんの手作りの生活、(家の棚や仕事道具などを手作りしたり、神社のもみじを育てたりすること)には共感した。」 「私もみんなも平山さん、だと感じた。みんな繰り返しの日常を送りながら、そのなかでささやかな喜びや感情の揺れがある。」 「役所広司さんの『すばらしき世界』という映画

    • 『オールアラウンドユー』読書会、開催レポート

      2024/10/14に歌集『オールアラウンドユー』を課題本にした読書会を行いました。 そもそも、短歌はずっと苦手でした。 国語の教員をしているので、2年に1回くらいは短歌の授業をしていましたが、正直、五・七・五・七・七が生みだす哀調がどうにも苦手で。 これではダメだと思い、今年の夏に20冊程度、ひたすら歌集(その多くは2010年以降の作品)を読みました。 気づくと、短歌の面白さにのめり込み、特に木下龍也さんの大ファンに。 ということで企画した『オールアラウンドユー』読書会、参

      • 読書会の映画版”シネマ・ダイアログ”を10月19日(土)20時からオンラインで行います。課題映画はヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』。 ご興味のある方は下記のサイトをご覧ください。 https://peatix.com/event/4147551/view

        • 10月14日(月・祝)に短歌読書会『オールアラウンドユー』を行います。 短歌が好きな方も、初めて短歌に触れる方も大歓迎です。 お申し込みは下記のサイトから↓ https://peatix.com/event/4124690/view

        • シネマ・ダイアログ『PERFECT DAYS』開催レポート

        • 『オールアラウンドユー』読書会、開催レポート

        • 読書会の映画版”シネマ・ダイアログ”を10月19日(土)20時からオンラインで行います。課題映画はヴィム・ヴェンダース監督の『PERFECT DAYS』。 ご興味のある方は下記のサイトをご覧ください。 https://peatix.com/event/4147551/view

        • 10月14日(月・祝)に短歌読書会『オールアラウンドユー』を行います。 短歌が好きな方も、初めて短歌に触れる方も大歓迎です。 お申し込みは下記のサイトから↓ https://peatix.com/event/4124690/view

          7月15日紹介型読書会『子どもに読んでほしい本』開催レポート

          7月15日(月・祝)にMANABICA初の紹介型読書会を行いました。 偶然にも5年前のこの日、初めて読書会を主催しました。https://note.com/manabica/n/n141489d659a1 奇しくも、そのときの課題本は児童文学。細く長く続けることを目標にしていましたが、それを達成できたようで少し感慨深くありました。 肝心の読書会ですが、今回はリピーターの方が1名、初参加の方が4名いました。不定期開催でかつ、様々なジャンルの読書会を行っているため、会ごとにガ

          7月15日紹介型読書会『子どもに読んでほしい本』開催レポート

          読書会『みんなの「わがまま」入門』(富永京子 著)開催レポート

          今回の読書会、詳しくは言えませんが、主催が『みんなの「わがまま」入門』を読んで個人的にいろいろと思うことがあったので、開催しました。 MANABICAはいつも文学系の読書会をしているので、人文系の課題本は珍しく、そのため参加者の方、リピーターの方はおらず全員が初参加でした。 まず、はじめに本書の最初に、「グローバル化などによって、かつて多くの人が共有していた『ふつう』がなくなった」”と書いてあるがそれは本当か、と皆さんの意見を聞きました。 ・今は情報源がばらばらで、人々の

          読書会『みんなの「わがまま」入門』(富永京子 著)開催レポート

          5月5日(日)10時~12時、池袋にて課題本読書会を開催します。 課題本は『みんなの「わがまま」入門』(富永京子 著)という初心者向けに書かれた社会学の本です!興味のある方は下記のサイトをご覧ください。 https://peatix.com/event/3893805/view

          5月5日(日)10時~12時、池袋にて課題本読書会を開催します。 課題本は『みんなの「わがまま」入門』(富永京子 著)という初心者向けに書かれた社会学の本です!興味のある方は下記のサイトをご覧ください。 https://peatix.com/event/3893805/view

          12/27 児童文学読書会『ちいさなちいさな王様』開催レポート

          今回は初めての平日、夜開催でした。 寒い夜でしたが、明日館の小教室はエアコンに電気ストーブまであり、とても暖かい。 参加者は主催1名を含めて7名。2名の方が初参加でした。 参加回数が2回目、3回目の方もいてありがたい限り。今回の参加者の方は私(国語科の教員)を含め、本に関わるお仕事をされている方が多かったです。児童書の研究をしている方や書店で働かれている方、最近古本屋をはじめた方もいました。 読書会で挙がった意見は以下の通りです。 ・子どもにすすめたい。子どもなりに謎を感

          12/27 児童文学読書会『ちいさなちいさな王様』開催レポート

          短編小説読書会『大聖堂』開催レポート

          今回はカフェ開催でした。なんと開始時間にいつものカフェの席に行くと、近くに他の読書会と思しき方々がいました。こんな偶然もあるのかと思いましたが、少し席を離してスタート。参加者は主催を入れて、全員で4名でした。1名の方が初参加でした。 挙がった感想は以下の通りです。 ・盲人というマイノリティーの孤独を感じた。髭をさわるしぐさ、自分が何かの内部にいないという感覚。その寂しさのようなものに、最後のシーンで「私」は触れられたのではないか。 ・目が見えないということは、ネガティブな

          短編小説読書会『大聖堂』開催レポート

          8/26(土)読書会『世界はうつくしいと』開催レポート

          初めての詩の読書会でした。参加者は主催を含めて5名。そのうち初参加の方は3名です。 詩集のなかから、一人一つ好きな詩を選んでもらい、その詩を音読してもらいます。次にその詩について感想を伝え合いました。感想は以下の通りです。 ・立ち止まって何かを見ることの感覚を思い出した。何もしないことの大切さが伝わる。 ・現代は言葉が多すぎると思う。スマホやSNS、会社からのチャットなど常に人の言葉が満ちあふれている。分かってほしいと思い、過剰に丁寧に伝えすぎている。 ・長田さんは何かを

          8/26(土)読書会『世界はうつくしいと』開催レポート

          読書会『街とその不確かな壁』開催レポート

          今回は、特別企画として国の重要文化財の自由学園明日館で読書会を開催しました。 参加者は主催を入れて6名です。そのうち初参加の方が4名でした。 はじめに一読しての感想や疑問を言ってもらい、次に挙がった疑問に対する意見をみんなで出し合いました。 感想 ・今回は、村上春樹さんは主人公から遊離して、小易さん視点にいるのではと感じた。村上さんも私設図書館みたいなものを作っているし。 ・いつもの春樹作品よりも読者に優しいと感じた。ガルシア・マルケスとの類似点など気になった。 ・いつ

          読書会『街とその不確かな壁』開催レポート

          読書会『ハゴロモ』(よしもとばなな著)開催レポート

          今回の参加者は主催を入れて、全員で5名でした。しかも全員初参加! 読書会自体初めての方もいらっしゃいました。 まず初めに簡単な感想を伺いました。 ・地名があまり出てこずに、普遍的な海外文学の匂いがした。また川は時間の不可逆性や人のルーツを表していると思った。 ・吉本ばななさんの本はいい意味で同じような設定が多い。内容は重いと感じたが、物語に差し込まれるエピソードや道具立て(深夜のラーメン屋や、夢を通して出会う登場人物たち)は明るいと感じた。 ・中学生のときに初めて吉本ばな

          読書会『ハゴロモ』(よしもとばなな著)開催レポート

          『こころの天気図』(河合隼雄著)読書会レポート

          今回もカフェ開催でした。 現在、『こころの天気図』(河合隼雄著)は手に入りにくい、ということで参加者が集まるか不安でしたが、三名参加していただきました。初参加の方も1名いました。 メモ帳を忘れて記録が不充分だったので、とても短いですが、まとめました。 ・小学生~高校生のあいだは、本書に書いてある通り、“秘密の告白合戦”があっていやだった。確かに秘密を言うと仲良くなれるが、秘密を抱え持つことも大事だと思った。 ・河合隼雄さんのすごいところは、言い切らないこと。(言い切ると

          『こころの天気図』(河合隼雄著)読書会レポート

          読書会『海』(小川洋子著) 開催レポート

          初めてのカフェ開催でした。 参加者は主催を含めて4名。初参加の方も1名いました。 ※このレポートは小川洋子著『海』のネタバレを含みます。 はじめに自己紹介をかねて、短編集『海』の大まかな感想を伺いました。 「小川洋子さんは初めて読んだが、短編なので読みやすかった。」「小川洋子さんの本が好きで参加した。社会的な優劣では測れない人の生き方を描いていて、読むと自分の軸を取り戻せる。」などの意見が上がりました。 その後、収録作の「海」と「ガイド」について話しました。 『海」

          読書会『海』(小川洋子著) 開催レポート

          (過去記事)【開催レポート】オンライン映画鑑賞会『天気の子』

          映画鑑賞後、すぐに感想を誰かに話せる、というコンセプトで、イベント全体としては4時間の長丁場でした。それもあってか少人数となりましたが、対話セッションでは様々な話題があがりました。 (これより先は『天気の子』のネタバレがあります。) まず、新海 誠監督の前作『君の名は。』と比べた感想がありました。『君の名は。』は、ロマンス中心で、エンタメ性が高いけど、『天気の子』は、主人公の高校生、帆高(ほだか)の独立志向が特徴的で、社会批判ととれる面があり、賛否両論ありそうだと。 帆

          (過去記事)【開催レポート】オンライン映画鑑賞会『天気の子』

          (過去記事)【開催レポート】BOOK CLUB 『オラクル・ナイト』

          今回は現代アメリカ文学を代表する作家ポール・オースターの『オラクル・ナイト』が課題本でした。海外文学ということで、参加者が集まるか不安でしたが、無事定員の5名集まりました。 参加者は主催者含め、男性3名、女性2名でした。年代、住んでいる所、読書会歴もばらばらで、共通点は海外文学が好きという点でした。 (これより先は『オラクル・ナイト』のネタバレがあります。) まず、ざっくりとした感想を伺いました。「運命、偶然の力を感じた」「とてもリーダブル」という意見や、オースターの初

          (過去記事)【開催レポート】BOOK CLUB 『オラクル・ナイト』