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子どもたちが幸せであれる学びを

今年度も終わりが近付いてきました。
なんとなく自分の実践を知っていただきたくスライドにまとめてみました。
そして、その言葉の間に込めた思いをここに記してみることにします。

目指すゴールは?

僕が目指したいと考えたゴールは『子どもたちが「今も未来も」幸せであれるような学びの力を身に付けさせる!』というものです。

「未来」で幸せであれ

まずは、『「未来」で幸せである』ということについて。

現在、世界は「VUCA」やら「Society 5.0」やらとこれまで以上に予測不能!な世界が訪れるといわれています。2030年までに雇用のおよそ半分がAIに取って代わる?!みたいな話もありますよね。

そんな中、子どもたちが「幸せ」であるためには、"与えられたレールを走る"という生き方ではなく、"自らレールを創り出す"という生き方が求められるのでは?と感じます。そして、そのためには、自分で選ぶ「自己選択」や自分で決める「自己決定」の力が求められるのだろうと考えています。

加えて、AIが人間に取って代わる存在となってきた場合に、「自分は何者か?」と深く問い続ける必要があるのだと思います。
例えば、僕の立場でも、僕の考えを学習したAIが誕生し、子どもたちの問いにも僕が答えるであろう内容で流暢に答えることができたら、僕がその日の感情によって揺らぎながらたまに支離滅裂になりながら回答するよりもよっぽど最短距離で子どもたちの学びに必要な答えを得られるかもしれないわけで。そしたら、僕は何のために子どもたちの前に立つのだろうか?みたいなことも考えられなくはないと思うのです。

だからこそ、「自己選択・自己決定の力」「自分とは何者か?について深く考え続ける」ということは『「未来」で幸せである』ために必要な力であり、経験を通して身に付け、考えていきたいと思っているわけです。

「今」も幸せであれ

続いて、『「今」も幸せである』ということについて。

1枚目のスライドは、「神戸大学」が2018年に行った主観的幸福感を決定する要因についての研究の結果です。
この結果から、人の「幸福感」を決める要因として、所得や学歴よりも「自己決定」が大きい割合を占めるということが分かります。ちなみに、これより上位に「健康」と「人間関係」があるようです。
つまり、「年収高いんだぜ!!」「有名国立大学出てるんだぜ!!」という幸せよりも、「自分で選んだんだ。自分で決めたんだ。」ということの方が幸せが大きいということですね。

2枚目のスライドは、ユニセフが2020年に公表したとあるグラフです。これは、「子どもの精神的幸福度」を調べたものです。ざっくり言うと「今の生活満足してる?」みたいなことのようです。それが日本の子どもたちは調査した38か国中37位だったようです。ちなみに、身体的幸福度(死亡率の低さなど)は1位だったようです。めちゃくちゃアンバランスです。

この2つを関連付けると、
日本の子どもたちは今の生活に満足できておらず、精神的に幸せとは言えない。ちなみに、人の幸せを決定付ける要因として自己決定って結構大きいらしい。
じゃあ、子どもたちが『「今」幸せである』ためにも「自己決定」って大切なんじゃない?みたいなことが考えられるなと思っているわけです。

終わりに

全部まとめようと思ったのに思いのほか長くなっちゃったので一度ここで区切ることにします。
ちなみに、僕のこの実践は、葛原祥太さんの実践を追試しつつ考えたものです。最後に紹介をさせていただきます。

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