研究授業について
今日は学校の研究授業についてです。私は研究授業が嫌いです。なぜなら普段できないレベルの準備をして臨むからです。普段の準備のレベルでできる授業なら研究授業もありかと思います。でもその1時間に向けてめちゃめちゃ準備しますよね。普段の授業で再現不能な授業を見せられても、正直こまります。それでいて「あれはよくない。」「これはよくない。」とつっこみが入ります。あなたは、毎日毎時間ハイレベルの授業ができているのですか?と言いたくなります。(もちろん言いませんが)
これまで4校経験して文言は異なるものの『』でない学び合いや子ども同士のやりとり大切にした学校研究ばかりでした。教科などしばりは違えどほとんど一緒。数えてみたら6種類くらいの学校研究を経験をしました。たいていペア→グループ→全体のような授業が多かったです。私は神奈川県でしか経験がありませんが、おそらく日本中の大半の学校がそんな研究をしているのではないでしょうか?何十年も同じような研究をし、それぞれの先生がめちゃくちゃ時間を使って行っている学校研究。明確な成果が出ているでしょうか?もちろん部分的な成果は出ているかもしれませんが、「これだよね。」という一定の結論的なものが出ているものをこれまで見たことがありません。また、時間外労働や家族を犠牲にして研究等をしていないでしょうか?
ネガティブなことばかりを言いましたが、前任校で行った『学び合い』の学校研究はとても楽しかったです。『』以外の研究主任はしたくないです。それぞれの先生が研鑽をつむことはよいことだと思いますが、学校研究が教員志望離れに拍車をかけてしまっているのだとしたら残念でなりません。「教員の仕事はいいよ!」と誰にでも言える世の中になるようできることをしていきたいと思います。